宝塚劇場に新たな美が誕生
東京の文化の象徴とも言える宝塚劇場に、セイコーウオッチ株式会社から寄贈された新しい緞帳『THE NATURE OF TIME』がお披露目されました。この緞帳は、時の流れやその一瞬の輝きをテーマにしたデザインが施されており、宝塚歌劇を鑑賞する観客に新たな感動を与えること間違いなしです。
新緞帳の概要
新しい緞帳の姿が観客の前に現れるのは、現在公演中の月組のミュージカル『GUYS AND DOLLS』の13時30分の回から。東京宝塚劇場(東京都千代田区有楽町1-1-3、2,079席)はその美しい舞台を支える新しい装飾品として、コレクションに加わりました。
- - 提供: セイコーウオッチ株式会社(東京都中央区)
- - 緞帳題名: 『THE NATURE OF TIME』
- - デザイン: セイコーウオッチ株式会社 執行役員 種村清美 様
制作の背景
新緞帳の制作には、情熱と想いが込められています。制作意図として、森羅万象と共に動く「時の流れ」、そして二度とない一瞬の輝きを表現したいと考えられました。200色以上の織り糸を駆使した緻密なグラデーションは、舞台の照明に照らされることで、毎回異なる表情を見せます。このため、多くの人々が何度訪れようとも新しい発見があるでしょう。
製作に携わった企業
緞帳の制作は、株式会社阪急建装やSUMINOE株式会社、丹後テクスタイル株式会社といった、優れた技術力を持つ企業によって行われました。制作には時をかけたこだわりが感じられ、全体の寸法は天地9m、間口24m、重さは約1000kgにも及びます。特に、西陣本綴錦織という技術を用いている点からも、日本文化の伝統が色濃く反映されています。
旧緞帳との対比
旧緞帳『生生流転』は2016年11月から2025年10月まで使用され、多くの観客に愛されてきました。それに続く形で新緞帳が寄贈されることで、宝塚劇場の文化は新たなステージへと向かいます。これからの時代にふさわしい美しい舞台が展開されていくことでしょう。
結論
『THE NATURE OF TIME』は、単なる緞帳ではなく、宝塚歌劇の魅力をさらに引き立てる作品です。観客は、この緞帳を通じて、時間の美しさや儚さを感じることができるでしょう。これからの公演が待ち遠しくなりますね。