摂南大学、初のアスリートスポンサー契約を締結
摂南大学は、卒業生にしてパラ陸上アスリートである近藤元選手(積水化学工業株式会社)とアスリートスポンサー契約を締結しました。この契約は本学にとって記念すべき初の試みであり、近藤選手の偉大な挑戦のストーリーを背景にしています。
近藤選手の逆境と再起
近藤選手は大学在学中に陸上競技に力を注いでいましたが、2020年12月、バイク事故に見舞われ、右脚を失いました。彼はこの事故を受けて強い絶望感に苛まれ、「生きていることが苦痛だった」と語ります。心身ともに打撃を受けた彼にとって、以後のリハビリは一つの重大な転機となりました。リハビリの過程で出会ったパラアスリートの姿に感銘を受け、「自分もできる」と感じた近藤選手は、パラ陸上競技に挑む決意を固めました。
努力と成果
バイク事故から10ヶ月後に彼は競技のフィールドに戻り、数々の大会で成果を上げ続けています。2023年の杭州アジアパラ競技大会では走幅跳で優勝し、大会新記録を打ち立てるという快挙も達成しました。2025年には日本パラ陸上選手権での3冠達成も見越され、さらなる活躍が期待されています。
摂南大学の理念と支援
摂南大学の教育理念は「人間力と実践的能力を基盤に、多様な人々と協力し社会に貢献できる人材の育成」です。本学は近年、学生アスリートの支援に力を入れており、近藤選手の挑戦はこの理念を体現する事例でもあります。彼の姿は、現在の学生や将来のアスリートにとっての指針になり得るでしょう。
近藤選手のメッセージ
契約締結にあたって、近藤選手は「摂南大学は私の競技人生を支えてくれました。事故後、進むべき道を見失った私を見捨てず、変わらず練習環境を提供してくれたことに感謝しています。私の恩返しは、結果を出すことであり、2026年のアジア大会での連覇を目指しています」と語りました。
近藤選手の経歴
近藤元選手のプロフィールを紹介します。
- - 所属: 積水化学工業株式会社 (2024年3月 摂南大学法学部卒業)
- - 種目: 100m、200m、800m、走り幅跳び(T63クラス)
- - 主な成績:
- 2023年 杭州アジアパラ競技大会: 走幅跳優勝(大会新記録)
- 2023年 ジャパンパラ陸上競技大会: 100m、200m、走り幅跳び優勝
- 2025年 日本パラ陸上選手権大会: 2年連続3冠(100m、200m、走り幅跳び)
- 2025年 NAGASEカップ2025: 優勝(世界新記録)
近藤選手のInstagramアカウントもぜひチェックしてください(
近藤 元のInstagram)。 負けず嫌いで挑戦的な彼の姿勢は、次世代のアスリートたちに希望と勇気を与え続けています。