『チャンスの時間』で明かされた芸人たちの衝撃ギャラ事情

芸人ギャラの真実に迫る『チャンスの時間』

2023年6月22日に放送された『チャンスの時間』#318では、芸人たちが直面するギャラの実態が明かされ、視聴者はもちろん、スタジオの芸人たちも思わず驚きの声をあげました。特にフルーツポンチの村上健志さんの劇場ギャラには、同業の後輩たちも衝撃を隠せませんでした。この番組では、ギャラの適正価格を審査する「芸人ギャランティ見直し審査会」が行われており、芸人たちが自身の報酬についての不満や希望を語ったり、エピソードを披露したりします。

過酷なロケの実態

出演者の一人、さや香は過酷なロケについて告白しました。「朝の5時に迎えが来て、深夜の2時に帰る」と、その過酷さは一目瞭然。関西の人気番組『せやねん！』に出演する彼らは、ギャラが「7,500円」であるにもかかわらず、その労力を考えると「3万円は妥当」と主張しました。しかし、審査員の井口浩之さんはこの額に対して厳しい意見を述べ、多くの視聴者にとってもごもっともな見解でした。

同じくトンツカタンの森本晋太郎さんも、DJ KOOさん主催の寄席でのギャラが「1人3,000円」と告白し、あまりの低さに驚愕しました。彼は「1万円が妥当」と主張しましたが、アイデアそのものが壊滅的な評価を受ける結果に。

「前説」のギャラ事情

さらに、前説の仕事が「1本あたり1,100円」と告白したカゲヤマさんに対し、千鳥の大悟さんが「前説ばかりやっていると面白くない癖がつく」と語る場面もありました。この台詞からは、芸人としてのポジションや役割の大切さが垣間見えます。

村上さんの戸惑いと驚愕

特に注目が集まったのは、村上さんが自らのギャラを「1万円」と書いたフリップを掲げた場面です。これには、スタジオの誰もが驚愕し、「本当にそれしかもらっていないの？」とリアクションが飛び交いました。村上さんは「何回もギャラ交渉していない」と打ち明け、業界内でのギャラの格差について赤裸々に語りました。この現状を目の当たりにし、後輩芸人たちも真剣な表情で聞いていました。

その後の議論では、ギャラの適正価格についての活発な意見が交わされ、村上さんも「これが適正価格だと納得している」と言及。視聴者は、彼が抱える葛藤に共感を覚えたことでしょう。

芸人たちの苦悩と期待

また、他の出演者たちも自身のギャラに不満を持つ様子が描かれています。ギャラ「187円」の配信番組の実態を告白したサスペンダーズや、『水曜日のダウンタウン』での過酷なロケ経験を持つお見送り芸人しんいちさんなど、彼らの苦労や不満が明らかになりました。

番組の最後には、次回の放送の予告もあり、千鳥が韓国のカジノに挑戦するという新たな展開が待ち受けています。次週の放送も見逃せません。視聴者が今後の展開に期待を寄せる中、アベマTVの『チャンスの時間』は、ますます注目度を増していくことでしょう。