ファンの応援を可視化！新たな文化が誕生するスポーツの未来

ファンの応援を可視化する革新

株式会社エル・ティー・エス（LTS）が、静岡県のSHIZUOKA INNOVATION PLATFORM（SHIP）と協力し、「応援タオル実証実験」の第二弾を行いました。この試みは、約100人の応援を集め、ファンと選手を直接につなぐ新しい形の応援方法です。前回の実験から約5倍の規模で実施され、静岡ブルーレヴズの試合においてファンの応援を視覚化しました。

応援タオルの仕組み

この実験では、「糸のセンサー」付きのタオルを用い、ファンがタオルを振ることでその動きがスタジアム内のモニターに反映される仕組みです。観客のエネルギーが可視化され、応援ゲージとして表示されます。これにより、選手たちに直接的な応援の熱量が伝わることが実現しました。タオルの技術は関西大学の田實教授によって開発され、株式会社nu.の応援可視化システムと連携しています。タオルの動きに応じて、スタジアム内の演出が変化するため、観衆全体の一体感が演出され、選手たちはその熱意を肌で感じることができるのです。

日本の応援文化を変える

これまで日本では、観客の応援が控えめな傾向がありましたが、この実証実験によって、応援の力を増幅し、会場全体に広げることが可能であることが示されました。これにより、日本に新たな応援文化が根付くことが期待されます。今後はスポーツの枠を超えて、アーティストへの応援にもこの技術を活用する計画があります。例えば、音楽やグラフィックとして応援の力を変換し、ファンの熱量を多様な形で表現することができるのです。

未来への展望

LTSとしては、SHIPを通じてこの新しいテクノロジーの実用化を進めていく方針です。応援の力を音や映像などに変換することで、ファンと選手（演者）との繋がりが新たに強化されることでしょう。また、LTSは引き続き、テクノロジーを活用したイノベーション創出に貢献し、新しいビジネス機会を生み出すことを目指していきます。

SHIPの役割

SHIZUOKA INNOVATION PLATFORM（SHIP）は、静岡県においてICT人材の育成やイノベーション創出を支援する拠点です。LTSはこの事業を受託運営しており、今後も新たな技術と文化を育んでいく活動を続けていきます。具体的には、ユーザーとのマッチングを行い、技術的な支援を提供しつつ、日本のスポーツやエンターテインメントの未来を再構築するための施策を進めていく方針です。