八王子芸術祭2023 概要
2023年に始まった八王子芸術祭は、地域の歴史、自然、文化を背景にしたアート作品が展開される祭典です。旧工場跡や古民家、屋外施設、公園といった多彩な会場で、演劇、美術、音楽など多様なプログラムが実施されます。この度、目玉企画として「新作初読リーディング」が開催されます。
新作初読リーディングとは?
「新作初読リーディング」とは、作家が新たに書き下ろした戯曲を、俳優たちが初めて声に出して読むパフォーマンスです。舞台が完成する前の段階では、お客さんたちとその過程を共有し、作品の面白さを体験してもらうことを目的としています。稽古初日の緊張や期待感は、観客と共に新しい創作の旅をするような体験を生み出します。
当日は3本の新作が上演され、即興で生まれるやりとりは演劇の可能性と俳優という職業の豊かさを伝えてくれることでしょう。
日程と作品
12月6日(土)
- - 1st 15:30 大石恵美(ダダルズ)『燃えるぞ(仮)』
- - 2nd 17:10 中尾幸志郎(散策者)『変顔のダンス』
- - 3rd 18:50 中村大地(屋根裏ハイツ)『ナイトツアー(仮)』
12月7日(日)
- - 1st 13:00 中村大地(屋根裏ハイツ)『ナイトツアー(仮)』
- - 2nd 14:40 大石恵美(ダダルズ)『燃えるぞ(仮)』
- - 3rd 16:20 中尾幸志郎(散策者)『変顔のダンス』
各上演にはアフタートークが含まれ、合計75分のプログラムを予定しています。開場は各回の20分前からとなります。また、参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。
会場情報
イベントは八王子市第八小学校家庭科室で行われます。アクセスは便利で、地域の中に根ざした芸術を身近に感じられる絶好の機会です。興味のある方はぜひこちらからお申し込みください:
申し込みはこちら
屋根裏ハイツについて
屋根裏ハイツは2013年に仙台で設立され、2018年から東京を拠点に活動しています。彼らの作品は、過去と未来、生者と死者が共存するような「語りの劇」を特徴とし、日常的な会話劇の中でさまざまな感情や物語を描いています。全ての作品において、作家兼演出家の中村大地が中心となり、面白く、多様性のある演技を追求しています。
参加作家のプロフィール
- - 大石恵美(ダダルズ) 彼女は大阪府出身で、ダダルズを主宰しています。これまでに多くの会話劇を手がけてきましたが、今回の『燃えるぞ(仮)』は複数人の出演者を想定した新たな挑戦です。
- - 中尾幸志郎(散策者) フェイスマッサージのプロでもある彼は、芸術と身体表現をテーマに『変顔のダンス』を上演します。様々な顔の表情を最大限に活用する方法を模索します。
- - 中村大地(屋根裏ハイツ) 舞台作品だけでなく、映画などでの演出も行っている多才な彼は、個人の体験を基にした新しいストーリー『ナイトツアー(仮)』を創作中です。
最後に
この八王子芸術祭は、地域社会との結びつきを強める貴重な機会です。演劇を通じて新たな発見をし、八王子の文化に触れることで、あなた自身のアートな心に火を灯してみませんか?ぜひ足を運んで、劇場で生の演劇を体験し、心を動かされる瞬間を共有しましょう。お待ちしております!