スポーツと生理の新たな対話を拓く、PlaySの挑戦

PlaySが開く新しい対話の扉

株式会社TRyASが展開するスポーツ向け吸水ショーツブランド「PlayS」が、新しい企画「“その日”を超えて、私は強くなる。」を11月27日から開始しました。このプロジェクトは、アスリートたちが自身の生理に関するリアルな経験を声に出し、特に若い世代の選手たちが抱える悩みや不安を打破することを目的としています。

生理の悩みを語る新たな試み

スポーツ界では生理の影響についてあまり語られることがありませんでした。しかし、PlaySの新たな取り組みは、選手たちが孤独を感じることなく語り合える場を提供しようとしています。アスリート自身が生理と競技の両立について、自らの体験や克服するための方法を発信することで、サポートを必要としている若者たちを勇気づけるのです。

若年層の選手たちからは、こうしたテーマに関して「誰に相談すればいいのかわからない」「自分だけの悩みなのか」といった声が寄せられています。PlaySは、これまで生理セミナーを実施するとともに、トップ選手から中学生のジュニア世代へのサポートを強化しています。

参加アスリートの顔ぶれ

今回の企画には、初回として7名のアスリートが参加しています。柔道の世界女王・角田夏実選手、なでしこジャパンの川澄奈穂美選手、東京五輪の銅メダリスト・安藤美希子選手などが、彼女たちの経験を語ることになります。彼女たちのリアルな声は、同じ悩みを抱える選手たちの支えとなるでしょう。

特設サイトでは、インタビューの記事を読むことができるほか、YouTubeやInstagramでもアスリートたちの生の声を聞くことができます。これらのプラットフォームでは異なる形で彼女たちの体験を知ることができるため、視聴者は自分に合った方法で情報を受け取ることができます。

声が寄せられる理由

角田選手は中学生の頃、痛みで動けず、保健室で寝ていた経験を語っています。「私が実体験を話すことで、みんなの役に立てれば」と彼女は言います。川澄選手は、生理の悩みを共有する文化が他の国では普及していることに注目し、「日本も少しずつ進んでいると感じます」と強調しています。

安藤選手もまた、「生理の数字を日記に記録することで、自分の体調を理解することができた」と語り、生理をオープンにすることの大切さを訴えています。彼女たちの声が響くことで、より多くの選手たちが自らの悩みを話せるようになるでしょう。

男性にも届くメッセージ

PlaySの開発者であり事業責任者の坂上大介氏は、アスリートたちとのインタビューを通じて「話したい・聞いてほしい」という熱意を感じたと語っています。また、普段は生理を体験しない男性がインタビューを行うことによって、男性の視点からも熱心に聞くことができるとしています。これにより、部活生だけでなく、同じ男性にもメッセージが届くことを目指しています。