レコチョク、法人向け音楽配信ソリューション「FLAGGLE」を開始

レコチョク、法人向け音楽配信ソリューション「FLAGGLE」を発表

レコチョクグループが2025年7月1日から、新たに法人向け音楽配信ソリューション「FLAGGLE」を導入することを発表しました。このサービスは、日本国内で音楽権利を持つ法人事業者向けに設計されており、音楽配信業界が抱える多くの課題を解決することを目的としています。最初の導入企業として株式会社ポニーキャニオンが選ばれたことは、大きな一歩です。

音楽配信市場の進化と「FLAGGLE」の必要性

近年、日本の音楽配信市場は急速に成長を遂げています。一般社団法人日本レコード協会の資料によると、2024年度の音楽配信売上は前年比106%の1,233億円になると予測されています。このような成長の中で、音楽権利者はメタデータの整備や海外配信システムの対応、新たなプラットフォームへの対応など、さまざまな課題に直面しています。

「FLAGGLE」は、これらの課題を解決するために開発されました。特に、音楽権利者がグローバル市場において競争力を維持し、成長を遂げるための重要なツールとなることでしょう。

「FLAGGLE」の革新性

「FLAGGLE」は、株式会社レコチョクとその子会社エッグスが協力して開発したオールインワンの音楽配信ソリューションです。このシステムは、配信アセットのデータベース管理から業務コンサルティング、伴走型支援に至るまで、多岐にわたるサービスを提供します。特に注目すべきは、AudioSalad社の配信システムを基盤にしている点です。この要素により、世界標準の信頼性の高い配信環境が提供されます。

ポニーキャニオンの期待

ポニーキャニオンの代表取締役社長である大熊一成氏は、レコチョクとは2021年より提携を結び、共に音楽配信ビジネスの発展を支えてきたと述べています。今回の「FLAGGLE」採用は、これまでの信頼関係に基づく自然な流れであり、デリバリー業務の効率化によって大きな成果が期待されます。実際に、急速に進化するデジタル音楽ビジネスの領域において、ポニーキャニオンの業務に革新をもたらすことが目指されています。

今後の展開に期待

レコチョクグループは今後も「FLAGGLE」の機能を改善し、音楽権利者の利益を最大化するために邁進していく考えです。目指すのは「音楽市場の最大活性化」であり、法人向けのサービスを通じて、さらなる音楽産業の発展を牽引していくでしょう。

レコチョクとは

株式会社レコチョクは、音楽配信サービスやデジタルソリューションを提供している企業で、音楽市場の活性化を目指しています。子会社の株式会社エッグスは、インディーズアーティストの支援など幅広い活動を行っています。レコチョクグループは、音楽文化の発展を全面的にサポートするデジタルソリューションカンパニーとして、今後の動向から目が離せません。