ロッテルダム映画祭
2025-12-17 08:32:23

短編アニメと映画が同時選出!ロッテルダム国際映画祭での新たな挑戦

ロッテルダム国際映画祭2026に選ばれた2つの作品



映画レーベル「NOTHING NEW」が誇る短編アニメーション『ハッピー☆eyescream』と短編映画『幽霊の日記』の2作品が、2026年1月29日から2月8日にかけて開催される第55回ロッテルダム国際映画祭(IFFR)のShort & Mid-length部門に選出されました。この映画祭は、多様な短編・中編作品を紹介することで知られ、実験性や作家性を重視したプログラムが展開されています。

『ハッピー☆eyescream』と『幽霊の日記』について



『ハッピー☆eyescream』は、岡田詩歌が監督を務める短編アニメーションで、兄に愛されたいと願う少女・つみれの物語を描いています。彼女の視力と視界の変化が、自己像と他者との関係を浮き彫りにします。映像作家としての岡田監督の最新作であり、海外での反響も期待されています。また、作品はロッテルダムでの上映を前にヨーロッパプレミアとなります。

一方、『幽霊の日記』は、茨城県稲敷郡のレストラン「とまりぎ」を舞台にしたSF短編映画で、監督は針谷大吾と小林洋介が共同で務めています。店の近くには日本最大の異次元構造物があり、そこにまつわる心霊現象を背景に、過去と現在、現実と別世界の交錯を通して描かれた物語です。特にこの作品は、心霊現象の裏側にある孤独と希望を探求し、観客に深いメッセージを伝えます。こちらは、2025年2月に公開予定のYouTube版を再編集し、ワールドプレミアとして上映されます。

ロッテルダム国際映画祭の意義



1972年にスタートしたロッテルダム国際映画祭は、発展途上の才能を発掘する機会を提供し、多様な作品を広く世に紹介してきました。Short & Mid-length部門は、特に短編と中編の作品に焦点を当てており、NOTHING NEWの作品たちはこの部門で高く評価されました。

監督たちのコメント



岡田詩歌監督は、「ロッテルダム国際映画祭での上映は本当に光栄です。昨年一年間、ひたむきに制作に取り組んできたので、こうした素晴らしい機会を得られたことは夢のようです」と述べています。作品には兄妹の関係や視力というテーマが含まれており、国を越えて多くの人に共感してもらえることを願っているようです。

また、共同監督の針谷大吾と小林洋介は、心霊現象を描いたこの作品が、観客に何かを感じてもらえたら嬉しいと語っています。特に小林監督は、「小さな町の小さな店の小さな物語が、ロッテルダムの観客にどのように受け入れられるのか、とても楽しみです」と期待を寄せています。

映画レーベル「NOTHING NEW」について



「NOTHING NEW」は、才能が潰されない世の中を目指して設立された映画レーベルで、既に多くの国際映画祭に選ばれるなど、その存在感を高めています。今後も新たな作品を発表する予定であり、その動向に注目です。

公式サイトやSNSでは、今後の情報も随時発信されるので、ぜひチェックしてみてください。これからの彼らの映像作品に期待が高まります。


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