福岡、福島との接戦を制せず 連敗の中で見えた修正点
2025年3月2日、福岡ライジングゼファーは、りそなグループB.LEAGUE 2024-25シーズンの一戦で福島ファイヤーボンズとの対戦に臨みました。結果は福岡が64-71で敗れ、福島と勝ち星を分け合う形となりました。
記録に残る試合の流れ
試合の序盤、福岡は福島のアグレッシブなディフェンスに苦しむことになります。特に、福島に途中から加わったモリス・ウデゼ選手に対して、キャリアハイの31得点を許してしまい、これが結果に大きく影響しました。福岡は、前の試合でターンオーバーが多かったことを反省し、今回はその数を減少させようと努力しましたが、全体としてのリズムを取り戻すことができなかったようです。
最初のクォーターは21-17で福島リードのまま進みましたが、福岡も粘り強く攻撃を継続。アギラール選手やランダル選手がインサイドへの切り込みを見せ、バーレル選手も存在感を発揮しました。しかし、福島はウデゼ選手と共にホプキンス選手の活躍で得点を重ね、前半を38-37で折り返した福岡のわずかなリードにもかかわらず、依然として苦しい状況を強いられました。
後半の攻防
後半になっても試合の展開は我慢の時間が続きます。福岡は福島に6点リードを許した場面がありましたが、気持ちを新たに11点のランで逆転。リードを4点に広げてクォーターへ移行します。しかし、その後に福島が流れを変え、福岡は3Pシュートが不発に終わり、苦しい時間が続くことになります。特に、福島の笠井康平選手による3Pシュートが試合の結果を大きく左右しました。
福岡はシュート成功率が悪く、17本の3Pシュートのうち成功したのは僅か2本。これがプレッシャーとなり、福島のミスを誘うことができませんでした。試合終了間際、福島の勢いが勝り、結果的には64-71での敗北となりました。
チームの振り返りと今後の意気込み
試合後、浜口炎ヘッドコーチは、「福島のディフェンスが非常にアグレッシブで、アウトサイドシュートの対応が不十分だった」と語り、課題を認識。次の試合に向けて、対策を講じる必要があると強調しました。
また、選手たちも口を揃えて改善点を指摘しました。パブロ・アギラール選手は「オフェンスとディフェンス全体に重さを感じた」とし、特に次の試合に向けたチームとしての成長の必要性を強調。
中村太地選手も、「インテンシティを上げ、よりアグレッシブにプレーする必要がある」と述べ、敗北から学ぶ姿勢を見せました。
次の対戦へ向けて
次節は静岡との試合が控えています。静岡は最近の試合で勢いを増しており、福岡にとって厳しい試合になることが予想されます。チーム全体での意識を高め、連敗を脱出するための準備をして臨みたいところです。