無言劇『海の子どもたち』
2026-05-11 10:33:55

無言劇『海の子どもたち2026 ボクハ、ワスレナイ』が東京芸術劇場で上演決定

Myrtle Artsの新作無言劇『海の子どもたち2026 ボクハ、ワスレナイ』が、2026年7月10日から12日に東京都豊島区の東京芸術劇場シアターウエストで上演される。この劇団は、社会問題や歴史的出来事を演劇で伝えることを使命としている。

本作は、戦争というテーマを扱い、負の歴史に生きる子どもたちの姿を描き出している。初演は2017年に沖縄で実施され、その後も東京や台湾で再演を行った。新バージョン『海の子どもたち2026』は、いじめや他者との共生といった普遍的テーマをも取り上げ、観客とその価値を共有することを目指している。今回は、沈黙をテーマにした独特の表現方法で、言葉を介さずに観客にメッセージを届ける。

作・演出を手掛ける鄭義信は、この作品を通じて、子どもたちが平和に暮らせる世界の重要性を強調し、その心情を丁寧に描く。劇は、日常の穏やかな遊びから始まり、想像力の旅を経て、いつしか戦闘の悲惨さを取り込み、子どもたちが直面する現実を映し出す。彼らの物語は、無邪気さと同時に、心の奥に秘めた痛みを呼び覚ます。

今回の上演では、初演から変わらぬキャストに新しい風を吹き込み、さまざまな体験を観客に提供する。演者たちの巧みなマイムとダンスには、笑いや感動が織り交ぜられ、観客に深い感情を伝える。音楽部門には、音楽家寺田英一が参加し、生演奏が物語を一層引き立てる。

主催であるMyrtle Artsは、これまで多くの社会問題を舞台で問いかけてきた。この無言劇を通じて、観客は過去の悲劇を忘れず、未来を考えるきっかけを与えられる。鄭義信のメッセージには、観劇する者たちへの感謝と、過去を忘れず次世代に伝える重要性が込められている。子どもたちが抱える夢や希望、傷ついた心を描くこの作品を多くの人に観てほしい。

チケットは、カンフェティを通じて販売中。一般の観客だけでなく、シニア割や親子割引も用意されている。演劇は、各世代が共有できる文化であり、様々なバックグラウンドを持つ人々が集い、共に感じる瞬間を大切にしている。舞台とともに、観客自身も物語の一部になれる体験を提供する本作品に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。


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