中谷潤人が振り返るV2戦と今後の展望
2025年1月6日(月)、WOWOW『エキサイトマッチSP』にて放送される中谷潤人のWBC世界バンタム級選手権V2戦。今回の収録では、10月14日に行われたペッチ・ソー・チットパッタナとの試合をセルフ解説しました。中谷は、3階級制覇を達成している実力派ボクサーで、彼の戦績は29戦無敗を誇っており、その中の22試合でKO勝ちを収めています。彼が今回の試合で見せたフィニッシュブローについての分析や、対戦相手への挑戦状のような意気込みまでをお伝えします。
V2戦セルフ解説の内容
中谷はペッチとの試合を振り返りながら、「最初から右ジャブが当たったので左を被せやすかった」と語りました。彼はこの試合でダウンを2度奪い、6回TKO勝利を収めています。バンタム級は日本人選手によって主要4団体が制覇されており、中谷は「誰と戦ってもおもしろい試合になる」と、今後の統一戦にも意欲を示しました。
彼はまた、ペッチが77戦76勝という実績を持つことに関しても「戦績は気にしていなかった。大事なのは向き合ってどうかということ」とコメント。相手の挑戦に一切隙を与えじっくりと試合を進めていた姿勢も印象的でした。
自身の戦術とフィニッシュブロー
試合中には、常に重心を低く保ち、相手との距離感を大切にしていました。中谷は「ノックアウトを目標にしたい」と述べつつも、慎重に戦術を練っていたことがうかがえます。その結果、6回に見事なカウンターでペッチをダウンさせ、試合は中谷の圧倒的なペースで進行。最終的には左ストレートで試合を決めました。「当たったタイミングがよかったので効いたと思う」と彼は自己分析をしており、その名勝負はファンの記憶に残ることでしょう。
今後の展望:井上尚弥戦の可能性
中谷はさらなる挑戦も視野に入れています。数日前の試合前日、WBA王座が動いたことで日本人選手が4つの王座を独占する状況に。「チャンピオン同士で統一戦をやりたい」とし、他選手への尊敬を忘れずに井上尚弥との対決も言及しました。「相手を意識している」と語り、彼自身もこの一戦を望んでいるようです。
特に井上尚弥は中谷にとって憧れの存在であり、「彼は強いと思う。興味が湧いている」との言葉にもその思いが表れています。階級は違えど、2025年内に実現する可能性は高く、ファンからも期待が寄せられています。「自分を高めるためにも一戦一戦パフォーマンスをしていきたい」と意気込む中谷の姿勢は、今後も注目されるでしょう。
次回の防衛戦に向けて
中谷潤人は、12月27日に発表された次回の防衛戦(2024年2月24日)ではダビド・クェジャルを相手に戦います。クェジャルの戦績は28戦全勝(18KO)であり、非常に手強い相手です。中谷は「全勝ということは何か特別なものを持っていると思って対策を立てていく」と力強く語り、次なる試合に向けた意気込みを示しています。
バンタム級での中谷潤人の戦いは、まだまだ終わりを迎えません。注目の試合をお見逃しなく!
番組情報
WBCバンタム級王者中谷潤人対ペッチ・ソー・チットパッタナの試合は、2025年1月6日(月)午後9時からWOWOWで放送されます。同番組内では、那須川天心や田中恒成の試合も同時放送予定です。