FNCY新曲「Last Summer Whisper」とサンミュージックの復活
FNCYが新曲「Last Summer Whisper」を発表しました。この楽曲は、日本のシンガー杏里の名曲をサンプリングしたもので、2025年夏にぴったりのサマーアンセムとして話題を呼んでいます。サーチェンカンでは、FNCYのスタイルや音楽性と共に、同楽曲が生まれた背景やサンミュージック・レコードの取り組みについて深掘りしていきます。
サンミュージック・レコード リバイブプロジェクト
サンミュージックは1980年代に数多くの人気アイドルや歌手を輩出してきた音楽プロダクションです。しかし、その優れた音楽の宝庫を次世代へと繋げるため、今春に始動した「サンミュージック・レコード リバイブプロジェクト」が注目されています。このプロジェクトはファッションデザイナー兼アートディレクターの弓削匠をレーベルプロデューサーに迎え、同社の音楽を世界の若い世代に届けることを目指しています。
FNCYの登場
プロジェクトの第一弾としては、YOGEE NEW WAVESの角舘健悟による松田聖子の「瞳はダイアモンド」のカバーがリリースされましたが、第二弾に選ばれたのがFNCYです。FNCYはZEN-LA-ROCK、G.RINA、鎮座DOPENESSの3人からなるユニットで、今回は杏里の「Last Summer Whisper」との公式タイアップを果たしました。
「Last Summer Whisper」といえば、杏里の曲の中でも海外で非常に人気があります。この名曲をサンプリングし、自分たちの解釈で新たに生まれ変わらせるという挑戦にFNCYは取り組みました。新曲のリリース日は2025年の8月20日で、7インチレコードとしての販売も行われます。
FNCYメンバーのコメント
FNCYのメンバーであるG.RINAは、このプロジェクトに対する思いを「サンプリングの難しい時代において、公式に杏里さんの楽曲を使わせていただく体験は非常に特別であり、嬉しい挑戦でした」と語っています。
ZEN-LA-ROCKも「当初のアイデアから多くの変化があったにもかかわらず、最高の曲に仕上げることができた。この経験に感謝しています」とコメント。彼らの反応からも、プロジェクトが持つ意義を感じさせます。
また、鎮座DOPENESSも「この曲が自分の母の家で記録されたものであり、杏里の曲を聞かせていた頃が懐かしい。親孝行のきっかけを与えてくれた」と語り、個人の思い出と結びついた楽曲作りを語っています。
商品情報
この新曲は、フォーマットが7インチシングルレコードとして発売され、2025年8月20日から販売開始されます。価格は税込2,420円で、収録内容にはA面に「Baby Love」、B面には「Baby Love」のインストゥルメンタル版が収録されます。これらの曲籍は、SpotifyやApple Musicなどで先行配信もされる予定です。
まとめ
FNCYの楽曲は、ただの音楽としてだけでなく、サンミュージックへの敬意と新たな挑戦の結晶です。「Last Summer Whisper」をはじめとしたサマーアンセムは、2025年の夏を彩ることでしょう。この機会に、サンミュージック・レコードの歴史と共に、FNCYの新たな旅に注目してみてください。彼らの音楽が、今までとはまた違った味わいで楽しめることを願ってやみません。