ロビンソン酒場漂流記:住吉の隠れた魅力
毎週土曜夜10時に放送される「ロビンソン酒場漂流記」では、マキタスポーツが知る人ぞ知る酒場をめぐります。今回の舞台は、都営新宿線と東京メトロ半蔵門線の住吉駅。駅から離れた場所に、まるでひときわ目を引く存在感を放つ【山城屋酒場】が現れます。この酒場は、そこにいるだけでなんとも言えないレトロな雰囲気を感じる特別な場所です。
店内に入ると、思わずその豊富なお品書きの多さに戸惑うこと必至です。動かない柱時計がそこにあり、常連客たちの会話には愛着と懐かしさが漂う空間。まずは、ひっそりと並ぶ瓶からチューハイを頼み、乾杯から始まります。この瞬間、マキタスポーツはまさに大衆酒場の醍醐味を体感しているのでしょう。
さて、初めての訪問ながら何を頼むべきか迷うものの、優しい女将さんにアドバイスを求めてみます。創業以来の看板メニュー「きゅうりのぬか漬け」と、午後からいつも売り切れるという人気の「まぐろ上ブツ」を選びました。これを口にしたマキタスポーツは、「特別なものでも入っているのか?」と問いかけるほどのおいしさに驚きます。女将さんによる“秘蔵のレシピ”があるのかもしれません。そのシンプルな味わいが、どこか懐かしさをもたらします。
次に飲み物は日本酒へと移行。女将さんイチ押しの「ハムカツ」を頼んで、アツアツの揚げ物を味わいます。外はカリッと、中はジューシー、その満足感は他に類を見ないもの。さらに常連さんからは「にら玉」を勧められ、その柔らかな味わいにも舌鼓。
そして、最後のシメには「焼きめし」が出迎えます。このチャーハンの美味しさに、マキタスポーツは「大衆酒場でのチャーハンとは思えない。まるで中華料理屋のそれだ」と感嘆します。ロケが終わってからも、その余韻に浸り続けるほどの満足感が残ったそう。
このように、「ロビンソン酒場漂流記」は、マキタスポーツが歩み寄ることで、地域の隠れた酒場の魅力を引き出し、そこに人々のストーリーが垣間見える旅となっています。
マキタスポーツが探し当てたこの酒場は、私たち一人一人の街にも隠れているかもしれない存在です。サラリーマンや観光客だけでなく、地元の人々が愛してやまないロビンソン酒場の楽しみ方を、一緒に歩きながら再発見する。来週の放送も楽しみですね。