令和で甦る伝統の祭り、博多祇園山笠を堪能する特別放送

博多の夏を告げる祭り、「博多祇園山笠」。その勇壮な姿は、710年以上の歴史を誇り、地域の人々に愛され続けています。今年は、RKBテレビにて『勇壮！博多祇園山笠2025』として、7月15日早朝に生中継の放送が決まりました。ゲストには若手実力派俳優の平祐奈さん、そしてVTR出演として歌舞伎役者の尾上松也さんを迎え、特別な曜日の朝を盛り上げます。

祭りのクライマックスを体験

RKB毎日放送が誇る独自の映像技術によって、約5キロのコースを舁く者たちの情熱や感動の瞬間を捉えます。今年の放送では、特に視聴者が楽しめるよう、祭りに初めて触れる方にも親しみやすい解説が行われる予定です。この生中継では、全長約5キロのコース上に配置された5人のアナウンサーと、17台のカメラが祭りの迫力を余すところなく映し出します。

ウルトラスローカメラを活用し、舁き手の真剣な表情や、浴びる水しぶきの一滴に至るまで、その瞬間を映像で刻んでいきます。この番組を通じて、博多の祭りの熱気を視聴者と共有し、共に体感してもらうための努力がなされています。

特別ゲスト・平祐奈

今年のゲストに起用された平祐奈さんは、様々なメディアで活躍する若手俳優の一人です。特に彼女が芸能界でのキャリアをスタートさせたのは、是枝裕和監督による映画『奇跡』がきっかけで、福岡での撮影でも多くの思い出を持つとのこと。「福岡には特別な縁がある」と語る彼女が、今回の番組でも博多の祭りや街の魅力についてコメントを交わせば、視聴者にも新たな楽しみが生まれます。加えて、平さんは神道文化にも深い理解を持ち、神社へも関わる一面を披露します。

伝統をつなぐテーマ

RKBテレビは、毎年祝祭の熱気のみならず、山笠を支える人々の姿にも目を向けた取材を行ってきました。今年のテーマは「伝統をつなぐ」。家族が代々山笠に関わっている様子や、息子が山の御神体と同名を授けられた家族の姿など、視聴者に感動を呼び起こすエピソードが盛り込まれる予定です。

また、尾上松也さんは人形師・中村弘峰さんを訪れ、伝統工芸の現場を見学。蒔絵や組紐など、伝統を受け継ぐ重要な場面が取り上げられます。