新たなジャズ・ファンクの風潮を感じる「CITY MUSIC TOKYO」第2弾リリース
日本コロムビアから待望のリリースが発表されました。それは、音楽プロデューサー・クニモンド瀧口が手掛ける『CITY MUSIC TOKYO』シリーズの最新作、第2弾にあたるジャズ・ファンク編です。このコンピレーション・アルバムは、アナログ、CD、配信の3形態で登場し、2026年3月4日に発売予定です。価格はCDが税抜2,300円、LPが税抜5,600円で、購入に関する詳細は
こちらから確認できます。
洗練された楽曲のセレクション
今回のジャズ・ファンク編では、日本コロムビアがかつてリリースした楽曲から、クニモンド瀧口が特に魅力を感じた都会的で洗練された曲を厳選しています。収録トラックには、「夜」「ドライブ」「ダンディズム」「カーチェイス」といったシティ感満載の言葉がぴったりの楽曲が揃っており、どこか昭和の雰囲気を漂わせる架空のサウンドトラックのような存在感を持っています。さらに、初CD化となる楽曲を含む全18トラックが収録されており、その内容の豊かさを感じられます。
注目の収録楽曲
アルバムの収録楽曲には、コロムビア・オーケストラの『Standard Daytime』から始まる、様々な名曲がラインナップされています。
1. Standard Daytime/コロムビア・オーケストラ
2. In My Feeling/弘田三枝子
3. ビーバー/古澤良治郎
4. Skyfire/大野えり
5. ムーの勇者達/羽田健太郎、ケン&ラムー・オーケストラ
6. さっそうと行く/コロムビア・オーケストラ
7. サスペンスタッチ 1/猪俣猛とサウンド・リミテッド
8. Cool Storm/服部克久
9. 海(釧路まで)/ミッキー吉野グループ
収録曲はそれぞれ、聴く人を懐かしい気持ちにさせる独自の雰囲気を持っており、特に昭和の音楽に親しんできたリスナーにとってはどこか心地よい響きが感じられることでしょう。
クニモンド瀧口の思い
クニモンド瀧口がこのアルバムを監修するにあたって、彼の音楽的なルーツや思い出が色濃く反映されています。「CITY MUSIC TOKYO」シリーズは、シティポップやフュージョンなど、都会的な音楽を基にしたコンピレーションで、その中でも特にジャズ・ファンクを取り上げることに寄せられた思いを語ります。彼が成長した1970年代から80年代のテレビドラマやアニメのテーマ曲、それに伴うBGMは、彼の音楽的な素地に大きな影響を与えていました。ドラマの中のカーチェイスやアクションといったシーンには、彼が心に響くメロディが流れており、それがジャズ・ファンクやフュージョンの世界へと彼を導くことになります。
特に彼は、最近のネットを通じたシティポップやジャズ・ファンクの再評価が進む中で、そうした音楽が単なる流行に留まらず、海外の音楽ファンからも愛されていることを実感していると述べています。彼の視点から見た壮大な音楽のリスニング体験は、聴く者に新たな視点を与えてくれるでしょう。
まとめ
『CITY MUSIC TOKYO』ジャズ・ファンク編は、単なる音楽のコンピレーションとしてではなく、クニモンド瀧口の幼少期からの音楽的探求が結集された作品です。彼が愛する昭和の音楽が、現代のリスナーに新たな形で響くことでしょう。そのアルバムを通じて、都会的な雰囲気や懐かしい大人の世界観を体感し、音楽によって提供される情感に浸ることができるのが、何よりの魅力と言えるでしょう。リリース日が待ち遠しい限りです。