エイムが日本のモビリティ業界へ新たな風を吹き込む
エイム株式会社は愛知県名古屋市に本社を構え、自動車エンジニアリングの専門企業としてその名を知られています。2025年10月29日から東京ビッグサイトで開催される「Japan Mobility Show 2025」に再び参加することが決まりました。この出展は、エイムが過去2023年に続くものであり、未来のモビリティに対する彼らの意欲を高めています。
AIM EVMとは?
エイムは、超小型モビリティ「AIM EVM」の量産モデルを3台展示します。この車両は、日本の国土交通省によって設けられた「超小型モビリティ(認定車)」の基準をクリアしたもので、2025年度グッドデザイン金賞を受賞しています。全長2.5m、全幅1.3mというコンパクトなボディで、2名の大人が快適に乗れる広々とした室内空間と十分な荷室を装備しています。
その特長として、最小回転半径が3.5mと非常に小さいため、都市部や観光地、離島などでの機動性に優れています。これに加えて、高トルクモーターを搭載し、坂道を楽に登ることができる性能も持ち合わせています。今回は初めて、一人乗り仕様の「第一種原動機付自転車(ミニカー)」モデルの展示も行い、2023年に発表されたコンセプトモデルから受け継がれたエンジニアリング技術が反映されています。
AIM ENERGY BRIDGEの紹介
また、エイムは独自のV2Hシステム「AIM ENERGY BRIDGE Affordable V2H Solution」も展示します。このシステムは、車載バッテリーから家庭に電力を供給する仕組みで、個人でも手軽に導入できる価格帯を目指しています。大規模な災害時や停電時において、EVMを利用して家庭内の電源を復旧するデモンストレーションが行われます。このブースでは、家庭空間を再現し、照明や家電が自動で復旧する様子を直接体験することができます。
エイムのこのシステムは、「地域全体が支え合う電力基盤となる社会」を目指しており、より安心して暮らせる社会を実現するための重要な取り組みの一環です。
Japan Mobility Show 2025の詳細
Japan Mobility Show 2025は日本自動車工業会(JAMA)によって主催され、2025年10月29日から11月9日までの間、東京ビッグサイトにて行われます。エイムは東展示場7ホールの次世代モビリティエリアに出展し、来場者に最新の技術を直接紹介します。
会社概要とエイムの未来
エイムは1998年に設立され、自動車分野に特化したエンジニアリングの専門企業です。彼らはエンジニアリング技術を駆使して「豊かで安全な社会の実現」を目指し、ル・マン24時間レースへの参戦やEV用高性能モーターの研究開発に取り組んでいます。最近では「AIM NEV PROJECT」を推進し、持続可能なモビリティ社会の構築に向けた研究と開発が進められています。
エイム株式会社のさらなる進展に目が離せません。