フルマラソン完走者増加
2025-05-22 14:49:14

2024年度フルマラソン完走者数が過去最多に!若者層の参加も加速中

2024年度のフルマラソン完走者数が速報された結果、日本国内で開催された大会の参加者が著しく増加したことが明らかになりました。この調査は一般財団法人アールビーズスポーツ財団により実施され、対象となったフルマラソン大会は92大会にのぼります。完走者数は33万5,852人に達し、昨年度と比べておよそ1万9,397人の増加が示されるなど、マラソン界にとって喜ばしいニュースとなりました。

この全日本マラソンランキングは2004年度に始まり、フルマラソン参加者の増加を目的として継続されています。特に、過去最多の記録である2018年度(完走者37万5,907人)をはじめとする、数々の背景には新型コロナウイルスの影響が大きく関与しています。昨年の完走者数は回復傾向にあったものの、2020年度には1万1,198人にまで落ち込んでいました。しかし、2024年度には92大会での開催となり、大会数もコロナ前の水準を超えて復活したことから、ランナーたちの心意気を感じることができる結果です。

年代別に見た場合、特に注目すべきは29歳以下の参加者です。この層は5万4,267人に達し、過去最多を記録した2016年度の5万3,288人を上回る勢いを見せています。成人年齢の引き下げに伴い、18歳や19歳もランキングに加わった影響で比較は難しいものの、この数字は若者層がマラソン走ることに対して意欲的になっている証拠の一つと言えるでしょう。

特に注目すべきは、29歳以下の男性ランナーであり、18、19歳を分けた場合でも3万9,716人の完走を記録。これも先行きの希望を感じさせる数字で、マラソン文化の底上げに向けた力強い流れを作っています。

また、50代は9万83人、60代以上も3万6,664人が完走しました。これらも昨年を上回る数字であり、コロナ前の2018年度からも増加していることから、多世代にわたってマラソンが根付いている様が伺えます。一方、30代と40代については15万4,385人と、コロナ前の参加状況よりはやや控えめであり、約75%の回復にとどまっていますが、その意義は変わりません。

この全日本マラソンランキングは21回目を迎え、年齢別、男女別に各種データを集計し、業界の動向を探る貴重な情報源となることが期待されます。特に、フルマラソン1歳刻みランキングは、2024年度のフルマラソンを対象に492大会の完走記録が集められ、次回の月刊ランナーズに詳細が掲載される予定です。

最新のランニングブームに乗る形で、マラソンを通じた健康志向の高まりや、市民参加型スポーツの拡充は今後も続くと予想されます。どれだけの人々が新たな挑戦に向かって走り出すのか、私たちもその行方を見守り続けたいと思います。また、アールビーズスポーツ財団の取り組むイベントや研究にも、今後の活動に期待が寄せられています。ランニングを通じたライフスタイルの変革が、さらなる健康社会へとつながることを望みたいものです。


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