Asia Union TCS Racing Team 新体制発表
2025年2月17日、インドネシアのバリ島で、Asia Union TCS Racing Teamの新体制が発表されました。この新しい体制は、アジアMTB界のレジェンド山本幸平監督が率いるチームが、アジア全体でのMTB競技の競争力を向上させるために立ち上げられたものです。
世界を見据えた新たな挑戦
発表会には、バリ自転車連盟会長のニョマン・ディアナ氏や、バリスポーツ委員会副会長のマリオト氏、在デンパサール日本国総領事館の田中氏など、多くの関係者が出席しました。この場で山本監督は、2028年のロサンゼルス五輪を視野に入れた長期的な強化計画が進行中であると説明しました。現在のチームメンバーには、世界で活躍するトップ選手が揃っています。
現在の主力メンバー
新体制に名を連ねる選手たちの中でも特に注目されるのが、以下のライダーたちです。
- - リアッド・ハキム(シンガポール):2024年XCEワールドカップで2位を獲得し、アジアXCE王者でもあります。
- - サユ・ベラ(インドネシア):2024年インドネシア選手権XCO優勝、SEA Games 2023で金メダルを獲得。
- - 松本佑太(日本):2024年全日本選手権XCEで優勝。
- - エセビア・ニコル(フィリピン):2024年XCEナショナル選手権で2位。
これらの選手たちは、アジアのMTB界で重要な役割を果たすことが期待されています。
新戦力の加入
2025年シーズンからは、次の3名の新メンバーがチームに加わり、さらなる強化を図ります。
- - フェリ・ユドヨノ(インドネシア):2023年SEA GamesでXCO & XCRの両部門で優勝。
- - リナ・ザキ(マレーシア):2023年にXCOナショナルで優勝。
- - 日吉彩華(日本・ユースライダー):2023・2024年全日本選手権XCOユースカテゴリで優勝。
このように、幅広い実績を持つ選手たちが集結し、チームはさらなるパフォーマンス向上を目指しています。
バリ島を拠点にした活動
2025年から正式にバリ島を拠点に活動を開始するこのチームは、アジア全域でのMTBレベルの向上と競技の普及に取り組みます。バリの豊かな自然環境を利用したトレーニングや戦略的なレース活動を通じて、選手たちはより高いレベルでの競争を目指します。
山本監督の熱い思い
山本幸平監督は、現役時代にアジア人選手が少ない中でワールドカップで戦ってきた経験をもとに、アジアから世界に通用する選手を育成したいという思いを抱いています。「私は、もう一人ではない。アジアの仲間たちと共に挑戦していく」との言葉が印象的でした。監督のリーダーシップのもと、アジアのMTB界は新たな時代を迎えられるでしょう。
競技活動と支援
今シーズン、Asia Union TCS Racing Teamはアジア選手権、UCIワールドカップなどの主要大会に参戦予定です。これまでにも多くのスポンサーの支援を受けており、MTBファンの応援を求めています。これからの挑戦に向け、アジアの選手たちを一緒に応援しましょう!
会社概要
- - 会社名:株式会社Asia Union TCS
- - 所在地:北海道札幌市豊平区月寒中央通7丁目6-20 JA月寒中央ビル2F
- - 公式サイト:a-uniontcs.com
この新たなチーム体制が作り出す未来に、期待が高まるばかりです。