アスリートが地域企業で新たなキャリアを切り拓く！ATHLABiの挑戦

日テレHRが描く新しい人材育成の形

株式会社日テレHR総合研究所が、株式会社F‐MSと手を組んで新たなキャリア支援サービス「ATHLABi（アスラビ）」を開始しました。2025年10月29日から提供されるこのサービスは、アスリートたちのスポーツで培ったスキルをビジネスの現場で生かし、地域に新たな成長の風をもたらそうとするものです。

ATHLABiの誕生背景

高校や大学時代にスポーツに取り組んできた選手が、社会に出た後も競技を続けることができるケースは非常に限られており、多くの選手が職業の選択のためにアスリートとしてのキャリアを断念しています。しかし、指導者たちは、スポーツを通じて育まれる力が人間性の向上につながることを理解しており、最近はその人材育成と就職支援に取り組むようになっています。

一方で、多くの中小企業が人材確保に頭を悩ませる中、リクルート費用が高騰する現実が存在します。このような社会背景のもと、日テレHRは「スポーツか就職か」ではなく「スポーツも就職も」をテーマにした新しい人材育成の形を打ち出すに至りました。

ATHLABiの特徴

「ATHLABi」では、地域の企業が一丸となってスポーツチームを支援し、選手がキャリアを積むことで競技を続けられるサポートを行います。これにより、アスリートは安定した生活を送りながら、自身のスポーツ活動も両立できる環境を整えることを目的としているのです。

代表取締役中村博行のコメント

日テレHRの代表取締役社長である中村博行氏は、「私たちは日本テレビグループとして、これまでの人材育成の仕組みを通じて、多くの人々の働く力を支えてきました。『ATHLABi』という新たな取り組みが、スポーツで養われた人間性を地域社会の活力へと変えるきっかけになればと考えています。」と述べています。アスリートと企業の架け橋となり、地域社会の新しい可能性を模索していく姿勢が伺えます。

エンドユーザーにとってのメリット

「ATHLABi」を通じて、選手は地域企業に就職することで、競技を継続しつつ安定した収入を確保することができます。これにより、スポーツと仕事の両立が可能になり、選手たちが自身の成長を実感しながら働く環境が生まれます。

今後、上記の取り組みから第一弾として野球球団との連携が始まる予定です。この新しい試みが、地域の企業やスポーツチーム、そしてアスリートたちの未来にどのような影響を及ぼすのか、今から期待が高まります。