新時代のリーダーを育てる「NEO ACADEMIA」
2025年春、新しい教育プログラム「NEO ACADEMIA」が福岡の地で開講する。これはアビスパ福岡とライジングゼファーフクオカという2つのプロスポーツチームが連携し、地域の若者に新しいチャンスを提供するための地方創生型教育プログラムである。
NEO ACADEMIAの理念
NEO ACADEMIAは、地域社会の課題を自らの手で解決できるリーダーを育成することを目指している。このプログラムは、挑戦を楽しむ精神を育てると共に、行動を通じて社会に変化をもたらすことをテーマにしている。全10回の連続講座では、地域企業との協働を通じたアイデア創出や実装を行うことで、実践的なスキルを磨くことができる。これは、単なる理論の教育にとどまらず、地域資源を利用したプロジェクトなどを通じた実践的な学びに重きを置いている。
地域が抱える課題とNEO ACADEMIAの役割
近年、人口減少や若者の都市流出が進む地方では、こうした構造的な課題に対処できるリーダーの存在が求められている。NEO ACADEMIAは、地域で使えるスキルだけでなく、変化を起こすためのマインドを育成する教育モデルである。参加者は、地域企業とのパートナーシップを通じて、実際のビジネスやプロスポーツの分野での経験を積むことができる。
カリキュラム内容
NEO ACADEMIAのカリキュラムは「学び」「挑戦」「実装」の3つのステップで構成されている。
1.
HOME ROOM では、事業開発やコミュニティマーケティング、PR戦略を学びながら、地域を舞台にしたワークショップに参加する。この段階で地方創生に必要な実践的なスキルを系統的に習得できる。
2.
AWARD では、地域企業と協力し、プロスポーツの資産を使用したビジネスアイデアを考案し発表するアイデアソン形式のイベントが開催される。受賞者には、実際の試合イベントでのアイデア実施権が与えられる。
3.
CITY FES では、AWARDで生まれた実際のアイデアを地域と連動して実現するイベントを行う。ここでは、アビスパ福岡とライジングゼファーフクオカの試合当日に、地域企画が実施される。
福岡を代表するプロスポーツのタッグ
アビスパ福岡とライジングゼファーフクオカ、2つのプロスポーツクラブが「NEO ACADEMIA」に参加しており、それぞれの団体のコメントも注目だ。
アビスパ福岡の代表取締役社長、結城耕造氏は「次世代人材育成の意義を強調し、地域の未来を共に切り開くことへの意欲を語っている。」
また、ライジングゼファーフクオカの古川宏一郎社長は「NEOACADEMIAからのアイデアが新たな活動を生むことに期待を寄せている。」と述べており、地域の活性化に向けた意気込みが感じられる。
今後の展望
NEO ACADEMIAは福岡からスタートし、将来的には九州各地や全国への展開を視野に入れている。このプログラムへの参加を通じて、地域に根ざし、地域を変革する重要な役割を果たしていくことが期待されている。地域の未来に興味がある若者たち、そして新しい挑戦を希望する方々には、ぜひこの機会を見逃してほしくない。
詳細は公式ホームページで確認できるので、興味がある方はぜひ訪れてみてほしい。
NEO ACADEMIA 公式HP
スポーツネーションについて
株式会社スポーツネーションは「応援する力を経済に還元する」というミッションのもと、地域の企業と協働して若い人材の教育や育成に取り組んでいる。プロスポーツクラブや自治体との協業により、様々な地方創生プロジェクトを手がけている。