スペシャライズドの最新技術、S-Works Power EVO with Mirror
痛みなくして快適なライドは成り立ちません。スペシャライズドが新たに発表した最新型サドル、
S-Works Power EVO with Mirrorは、その名の通り、痛みを抑えながらパフォーマンスを最大化するために設計されています。Mirrorテクノロジーを駆使し、従来のフォームでは実現できなかった快適性を追求してきたスペシャライズド。今回はその進化した形状を詳しく見ていきましょう。
Mirrorテクノロジーの革新
2020年に業界初となるMirrorテクノロジーをサドルに導入し、以来、数々の改良が加えられてきたこの技術は、液体ポリマーから成るハニカム構造で、ライダーの体形や走行スタイルに合わせたサポートを可能にしました。新たに登場したS-Works Power EVOは、サドルの全体を駆使して走るライダーのために設計され、ノーズに座ってパワフルに踏み込んでも、テールに坐って快適に走る時でも、最適なサポートを提供します。
快適性を重視したデザイン
このサドルの全長は従来のPowerと同じ24cmですが、中央部をスリムにすることでハムストリングへの干渉を減少させています。また、座面後方のカーブを緩やかにすることで、抜群のサポートを実現。これにより快適性がさらに向上しました。特に、ノーズ幅を1cm広げたことで、深い前傾姿勢を取る際も身体にかかる圧力が軽減され、パワーゾーンをより長く維持できるようになっています。
インビジブル・カットアウトで圧迫を軽減
新技術「インビジブル・カットアウト」は、座面の裏側に圧力分散のための切れ込みを設けることで、従来製品比で18%も中央部の圧迫を軽減。この技術により、ライダーは痛みを感じることなく長時間のライドに集中できます。これまでのサドルでは体感できなかった新しい快適さを提供します。
あらゆる体型にフィットするカスタマイズ性
サドルの選択はライダーの身体形状に合ったものでなければなりません。そのため、S-Works Power EVOでは、レールの全長を2cm延長し、130mm、143mm、155mm、168mmの4サイズを展開しています。これらはそれぞれ異なる体型や骨盤の形を考慮しているため、より自然なフィット感を実現します。
Body Geometryで科学的に裏付けされた設計
人間工学に基づくデザインは、空気抵抗の低減と体圧分散に特化したサドルの設計に長年取り組んでいます。この技術を駆使し、サイクリングをする全ての人々にとって快適でパフォーマンス向上につながる製品を生み出し続けています。新型のS-Works Power EVO with Mirrorは、その集大成と呼べる製品です。
実績あるライダーの声
UCI世界選手権二連覇のレムコ・エヴェネプール選手は、「Power with Mirrorも良かったが、EVOの完成度には驚かされた。復帰戦ではこのサドルで優勝を果たし、痛みを気にせず全開で走れた」と称賛しています。痛みなくしては勝利はない—この言葉が示すように、このサドルはただのサドルではなく、ライダーのパフォーマンスを支えるパートナーと言えるでしょう。
まとめ
新たに登場した
S-Works Power EVO with Mirrorは、快適さとパフォーマンスを両立するために、多くの革新を遂げました。これからのライディングがさらに快適で力強くなることを、ぜひ手に取って体感してみてください。快適なライドを求めるすべてのライダーにお勧めの一品です。