レジル株式会社とMoplus株式会社の連携によるBCP機能の実証
最近、レジル株式会社とMoplus株式会社のコラボレーションにより、EVを活用したマンションでのBCP(事業継続計画)機能について新たな実証が行われました。この取り組みは、災害時にどうやって効率よく電力を供給するかを考えたものです。
レジル株式会社は『脱炭素を、難問にしない』というミッションのもと、EV(電気自動車)の利用方法に新しい価値を見出し、Moplusと共にこのプロジェクトを進めています。この実証では、EVを「走る蓄電池」として位置づけ、マンションでの非常時の電力供給を可能にしました。
実証内容と結果
実証においては、EVキャラバンの車両を使用し、停電時に自動で電力供給が行えるかをテストしました。また、データ計測実験も実施し、消費電力とその効率を計測しました。
具体的には、以下の内容を実施しました:
1.
停電時の電力供給の自動切り替えの確認:停電を検知してから約60秒後に、EVからマンション内の特定の負荷に自動的に給電できることが確認されました。特に集会室の電灯とコンセントへの供給が成功し、停電後に自動で復電する仕組みも確認されました。
2.
集会室の電力供給能力の実験:EVのバッテリーが94%の状態で集会室に接続された際、30分の使用でバッテリー残量が1%減少。この結果から、理論上は最大48時間以上集会室の電力を供給できることが分かりました。
3.
エレベーターの稼働テスト:V2Xシステムを使い、エレベーターを給電して無人運行を実施。「1階から4階」への往復と「1階から10階」の片道稼働に成功しましたが、高層階を完全に運行するためには更なる出力の増強が必要とのことです。
V2X技術の可能性
V2X(Vehicle to X)技術は、車両と様々なものとの通信を行う技術で、この実証ではマンションとEVを繋いで充放電を制御しました。近年、気候変動が影響し、災害が増えている中、この技術はマンションの防災対策において非常に重要な役割を果たします。
今後の展望
レジルは、この実証の結果を基に、今後も取り組みを進めていく方針です。特に、電力のピークカットやピークシフトなどのエネルギーマネジメントとの併用を目指し、サービス改善を続けます。
このプロジェクトは、私たちのライフスタイルに新しい価値を提供するものであり、電気自動車や再生可能エネルギーがどう社会に貢献できるかを示す一例です。人々が安心して暮らせる社会の実現に向け、今後も多くの新しい取り組みが期待されます。これからの進展に目が離せません。