TEAM JAOSがBAJA 1000でハイブリッドマシンでの完走を成し遂げる

TEAM JAOSがBAJA 1000で新たな歴史を刻む

2025年11月10日から16日にかけてメキシコのバハ・カリフォルニア半島にて開催された「SCORE World Desert Championship 58th SCORE BAJA 1000」。この厳しいレースに、TEAM JAOSがLEXUS GX550hを基にしたハイブリッドレースカーで参戦し、BAJA 1000史上初のハイブリッドマシンによる完走を成し遂げました。そして、見事クラス2位も獲得し、勝利を掴みました。

この挑戦は、昨年の完走に続くTEAM JAOSによる3ヶ年計画の一環であり、今年からは「新3ヵ年計画」がスタート。この計画のテーマは“The Challenge of Going Carbon Neutral”で、環境への配慮を基にした挑戦が求められました。熟成されたLEXUS LX600に代わり、次世代のハイブリッドモデルLEXUS GX550hを選択したことで、未知の領域へと足を踏み入れることになりました。

特筆すべきは、BAJA 1000のゴールに近づいた際に発生したトラブルを、チーム全員が協力し合うことで解決し、約4時間半をかけて復活を果たしたことです。この努力が実を結び、無事に完走し、クラス2位を手に入れる栄光を勝ち取りました。また、ドライバーの能戸選手は、昨年に引き続き、交代なしで全行程（854マイル、約1,374km）を走り切る「アイアンマン」スタイルを披露し、驚異的な耐久力を見せつけました。

TEAM JAOSがこの想定以上の成果を収められたのは、サポートしてくれたパートナー企業の方々や、応援してくださったすべての人々のおかげです。レース後のインタビューでは、ドライバーの能戸選手とTEAM JAOSを監督する赤星氏が感謝の意を述べ、応援に感謝の気持ちを伝えていました。

今後もTEAM JAOSは、海外モータースポーツに対する挑戦を続けていく考えであり、ファン作りや人材育成、商品開発に繋げていくことを目指しています。この新たな挑戦がどのような結果をもたらすのか、今後も注目が集まります。

また、今回のレースにおいて、車両の輸送やクルーの移動をサポートしてくれたTMMBC（トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・バハ・カリフォルニア）社との記念撮影も行われ、チームの絆がさらに深まったことが伺えます。レースを終えて、TEAM JAOSはさらに加速して新たな挑戦を続けることでしょう。