淀川三十石船の唄
2025-07-08 15:12:28

伝統の響きを称える 淀川三十石船の舟唄大会出場者募集中

伝統の民謡を再生する舞台、淀川三十石船舟唄全国大会へ



淀川の歴史に彩られた「淀川三十石船舟唄全国大会」が、令和7年11月23日(日曜日・祝日)に高槻市にて開催される。大阪府の無形民俗文化財にも指定されているこの大会は、民謡の普及と伝承を目的に、毎年多くの唄い手たちが集まり、競い合う場として定着している。今回はその出場者を、8月22日(金曜日)まで広く募集中だ。

歴史的背景



淀川は、かつて京都と大阪を結ぶ重要な交通路であり、江戸時代には旅客船「淀川三十石船」が多くの人々を運んでいた。当時、船頭たちは船の上で唄を歌い、旅客を楽しませていたが、その唄が「淀川三十石船船唄」である。時代の移り変わりとともに、船の技術革新や交通手段の変化により、三十石船は姿を消したものの、その唄は高槻市の大塚地区で受け継がれている。

この地域の人々による保存活動が功を奏し、平成14年には無形民俗文化財に指定され、今なお多くの人に愛されている。この唄は、江戸時代の水運の往時を偲ばせるものであり、その魅力を今に伝え続けている。

全国大会の特徴



「淀川三十石船舟唄全国大会」は、平成5年から始まり、今回で33回目の開催となる。参加者の中には、民謡に挑戦する初心者からプロ志向の唄い手まで、幅広い層が揃い、様々なスタイルが披露されるのが特徴だ。このコンクールへの参加によって、自らのスキルを試すことができる機会が得られる。

特に注目すべきは、優勝者には公益財団法人日本民謡協会が主催する「今フェス~民謡日本一選手権~」への応募資格が与えられるため、これをきっかけにプロとして活動を開始する方も多い。過去の優勝者の中には、知名度の高い民謡アンバサダーとして芸能活動を行っている方もおり、夢を追うチャンスが広がる場となっている。

詳細情報



イベント概要


  • - 日時:令和7年11月23日(日曜日・祝日)9時30分開演(9時開場)
  • - 場所:高槻城公園芸術文化劇場 北館中ホール(高槻市野見町2番33号)

募集内容


  • - 出場区分:一般の部(250人)、ジュニアの部(中学生以下・30人)
  • - 出場資格:アマチュア(市内・市外問わず)
  • - 出場料:一般の部4000円、ジュニアの部2000円

申し込み方法


所定の申込書に必要事項を記載し、大会事務局へ郵送または持参する。オンライン申し込みは以下のリンクからも可能。
申込リンク

申込期限


令和7年8月22日(金曜日)まで。ただし、窓口持参の場合は平日8時45分から17時15分まで受け付けている。

お問い合わせ


興味を持たれた方は、ぜひ高槻市街にぎわい部文化財課へお問い合わせください。電話番号は072-674-7652です。伝統と共鳴するこのています、民謡の響きを一緒に感じましょう!


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