茅ヶ崎市でのサステナビリティ人材育成プロジェクト
2025年度、茅ヶ崎市立の浜須賀小学校と東海岸小学校において、次世代のサステナビリティ人材を育成する「サステナトレセンProject.」が再始動します。このプロジェクトは、湘南ベルマーレが茅ヶ崎市と連携し、持続可能な地域づくりを目的とした教育プログラムで、昨年度に引き続き行われます。更に、今回は一般社団法人エシカル協会も新たに参加し、より本質的な視点からサステナビリティの推進が図られます。
プロジェクトの概要
「サステナトレセンProject.」の基本方針は「世界はたのしく変えられる」。このプログラムでは、地域の未来を担う「サステナプレイヤー」を育てることを目的に、地域のSDGsやサステナビリティに関する教育が行われます。小学校の探究学習授業を通じて、子どもたちは実際の地域の課題と向き合い、自らのアイデアを形にしていく過程を学ぶことが期待されています。
エシカル協会との連携
新たに加わったエシカル協会は、エシカルな消費行動やライフスタイルの普及を目指し、持続可能な社会の実現に向けたサポートを行います。エシカル・リーダーの派遣や、教員研修、子どもたちのアイデアに対するサステナビリティの観点からの助言など、多岐にわたって支援が行われる予定です。
2025年度のプログラムスケジュール
このプロジェクトは、主に4つのステップを通じて進行します。最初のステップでは、サステナビリティやSDGsについての基礎知識を学び、次に自らのアイデアを描く段階に移ります。その後、企業からのアイデアを取り入れ、最後に実際に自分たちが起こしたアクションを発表するという流れです。このプロセスを経て、子どもたちは実践力を身につけることができます。
- - Step1「まなぶ」(7月): サステナビリティの基礎知識を学ぶ。
- - Step2「えがく」(9月): 自由にアイデアを描く。
- - Step3「まざる」(10月): 企業のアイデアと融合しアイデアをブラッシュアップ。
- - Step4「うごく」(11月〜): 実際に行動を起こす。
最終的には、2026年1月下旬に最終発表イベントを予定し、子どもたちの学びが形になります。
サステナトレセンの展開
2024年度のプログラムが終了した後、浜須賀小学校では中古スポーツ用品の販売を通じた「サステナスポーツショップ」がオープンする予定です。この活動を通して、販売収益を元に地産地消のスムージーや非アレルギー素材のクッキーを提供する「サステナカフェ」を開店し、保護者や他のクラスを招待するイベントも予定されています。一方、東海岸小学校のアイデアを基にした「サステナ給食」が、湘南ベルマーレの試合日にも行われ、再生可能エネルギーを利用したキッチンカーがコアに据えられるなど、実践に向けてさまざまな取り組みが進められています。
まとめ
「サステナトレセンProject.」は、子どもたちの学びを通じて地域の未来を切り拓く重要なプログラムです。湘南ベルマーレやさまざまな企業、団体が連携しながら、地域の持続可能性を高めるべく、子どもたち自身の視点からのアプローチが重視されています。2025年度も、子どもたちが夢中になり、自発的に行動することができるプログラムを目指して、活動が続けられます。公式情報は湘南ベルマーレのサイトやSNSで随時発信されるので、ぜひチェックしてみてください。