大阪・関西万博で車いすテニス体験が魅力を発信
2025年9月26日から28日まで、大阪で開催される「SPORTS of HEART 2025 in 大阪・関西万博」に、車いすテニスプレイヤーの髙室冴綺が参加することが決定しました。髙室選手は、車いすテニス体験ブースの担当として、多くの方々にこのスポーツの魅力を伝える役割を果たします。
SPORTS of HEARTとは
「SPORTS of HEART」は、障害の有無や国籍、人種、性別を超えた共生社会の実現を目指すプロジェクトです。スポーツ選手やミュージシャン、文化人が協力して、「すべての人たちが共に分かち合い、心豊かに暮らせるニッポン」の実現を目指しています。
スポンサーや団体の支援のもと、素晴らしいイベントが展開され、参加者はさまざまなスポーツや文化を楽しむことができます。
体験ブースの詳細
今年のイベントでは、“車いすに乗って的を狙え!ストラックアウト de 車いすテニス体験”というテーマで、来場者が競技用車いすに乗り、的を狙って打つ貴重な体験を提供します。車いすテニスは、スピード感あふれるラリーや高度な戦術も魅力ですが、特に車いす操作の技術やチェアワークが選手と一体となることで生まれる熱気が特徴的です。
この体験は、参加者が競技用車いすに実際に乗ることができるため、自身の体験を通して車いすテニスの魅力を感じることができるでしょう。ぜひ、参加してみてください!
髙室冴綺の意気込み
髙室選手は高校3年生の時、SPORTS of HEARTのイベントを通じて車いすテニスに出会いました。当時はふさぎ込んでいた彼女にとって、このイベントが新しい世界と目標を与えてくれたそうです。
「私の人生を大きく変えたイベントです。あの時の感動を少しでも感じ取ってもらえるように、今回のイベントで車いすテニスの魅力を伝えたいと思っています。皆さん、ぜひブースにお越しください!」と意気込みを語っています。
髙室冴綺選手のプロフィール
髙室冴綺(たかむろ さき)選手は、1995年1月2日生まれの女子車いすテニス選手で、先天性疾患による両下肢機能障害を抱えています。彼女は東京2020パラリンピックとパリ2024パラリンピックの日本代表選手としても活躍しており、2025年9月12日現在で世界ランキング14位です。
株式会社スタートラインの取り組み
イベントを担当する株式会社スタートラインは、障害者雇用支援を推進する企業として知られています。ABAやCBSに基づいた専門的な支援を通じて、障害者が自分らしく生きる社会を目指しています。同社は、障害者雇用のための様々なサービスを提供し、特に障害者の採用や定着に向けた取り組みを行っています。
自分を思いやり、人を思いやり、その先を思いやるという理念のもと、誰もが安心して自分らしく生きていける社会を実現しようと努力しています。
この機会に、ぜひ2025年大阪・関西万博に参加し、カーいすテニスを通じて新たな体験をしてみてはいかがでしょうか。