美しいジュエリーの背後にある貧困問題を追う「HASUNA」の白木夏子さんの熱い志

美しいジュエリーと貧困問題の向き合い方

エシカルジュエリーブランド「HASUNA」の代表、白木夏子さんは、ジュエリーの美しさの裏に隠された深い意味を追求しています。彼女の人生観には、幼少期からの思い出や、世界の貧困問題への強い関心が根付いています。

早期の情熱と影響

幼い頃から服やアクセサリーを作ることに没頭していた白木さんは、自然にクリエイティブなセンスを磨いていきました。しかし、彼女の人生を大きく変える出来事は、短大生の時に訪れました。
彼女は、世界の貧困の現実を知り、この問題に向き合う重要性を感じたのです。その後、イギリスの大学へ留学し、国際協力を学びました。

ショッキングなインド訪問

白木さんが夏休みに実施した実習でのインド訪問が、起業の原点となりました。そこで彼女が目にしたショッキングな現実、その裏側では、労働者が過酷な条件で働かされ、適正な賃金を得られずにいる様子に衝撃を受けました。
この経験を通じて、彼女は自身が何を成し遂げるべきかを考えるようになります。

経験を活かしたキャリアの構築

ロンドン大学を卒業後、国連人口基金やアジア開発銀行研究所でのインターンシップを通じて、国際的な問題に対する視野を広げました。これらの経験が、彼女の価値観をさらに深化させることになりました。
その後、投資ファンドに勤務し、ビジネスの現場での知識を蓄えましたが、心の中には常に「自分の力を社会に還元したい」という情熱が燻っていました。

HASUNAの設立と理念

彼女は「HASUNA」を設立し、エシカルな宝飾品を専門とするブランドを立ち上げました。「HASUNA」は、工場で働く労働者に適正な賃金を支払い、公正な環境で作られた宝石を素材としています。その美しさだけでなく、社会的責任を持った製品を提供することを目指しています。

ジュエリーが伝えるメッセージ

白木さんが手がけるジュエリーは、ただ単に装飾品ではなく、そこには深いメッセージが込められています。貧困問題や労働環境の改善、そして持続可能な社会に向けた強い想いが込められているのです。このような観点からジュエリーを手に取ることで、消費者にも意識を持ってもらいたいという願いがあるのです。

志をもった人々との出会い

毎週日曜日放送の『嶌信彦人生百景「志の人たち」』では、白木さんのように、「志」をもって生きる人々のインタビューが行われています。彼女のような強い意志を持ったゲストからの話は、視聴者にとって大きな刺激となるでしょう。

白木夏子さんの生き方や考え方を知ることで、私たちも自身の価値観を見つめ直すきっかけになるかもしれません。美しいジュエリーには、世界を変える力があることを、彼女は体現しています。