ごみ拾いがスポーツに！スリーピッカーズが奈良STAGEで優勝

スポGOMIワールドカップ2025 奈良STAGE 優勝チーム「スリーピッカーズ」

2025年8月23日、奈良県の平城宮跡歴史公園において「日本財団スポGOMIワールドカップ2025 奈良STAGE」が開催されました。この大会には、全17チーム、51人が参加し、スポGOMIの魅力を体感しながら、清掃活動と競争が繰り広げられました。栄えある優勝を手にしたのは、「スリーピッカーズ」チーム。チームは、拾ったごみの重量は4.15kg、獲得ポイントは703.5ポイントに達し、見事な成績を収めました。

スポGOMIとは、「スポーツ」と「ごみ拾い」を融合させた新たなスポーツで、3人1組のチームを結成し、制限時間内に規定エリアのごみを拾った量や種類に応じた得点を競います。この日集められたごみ総量は32.12kgに達し、特に会場周辺ではたばこの吸い殻やペットボトル、空き缶の発見が目立ったと言います。

今回の大会は、平城京夏まつりの開催日と重なり、地域の祭りムードのなかで行われたこともあり、出場者は和気あいあいと楽しい時間を過ごしました。イベントに参加したチームは、子供から高齢者まで多世代にわたり、さまざまなバックグラウンドを持った人々が集まりました。地元の歴史的な地域で行われたことは、さらなる清掃活動の意識を高める素晴らしい機会となりました。

優勝チーム「スリーピッカーズ」のコメント

優勝した「スリーピッカーズ」は、拾ったごみのポイントが高かった場所として、木の下や信号、踏切周辺を挙げました。

>「私たちは競技エリアを北上し、等間隔に生えていた木の下に多くの空き缶やペットボトルがありました。また、信号や踏切の近くにはたくさんのタバコの吸い殻があって、ポイントを稼げました！奈良は海がない県ですが、ぜひ全国大会での勝利を目指して頑張りたいです！」と語っています。

次の大会へ向けての期待

「スリーピッカーズ」は2025年9月21日、東京で行われる「スポGOMIワールドカップ2025 日本STAGE」に出場し、さらなる成功を狙います。また、彼らは2025年10月下旬に予定されている「スポGOMIワールドカップ2025 FINAL」への出場権も目指しています。

このように、スポGOMIは単なるごみ拾いのイベントではなく、競争性を持ちながら地域貢献や環境保護にも寄与する意義ある活動として注目されています。日本財団スポGOMI連盟は、さまざまな活動を通じてこのイベントの普及を進めており、今後も健康づくりやリサイクル意識の向上を目指し、国際的な活動を展開するお手伝いをしています。

（公式サイト: 日本財団スポGOMIワールドカップ2025）

日本財団が推進するこのスポGOMI活動は、国境や世代を超えた世代間連携を可能にし、ホビーとしての側面だけでなく、社会的な意義も持っています。引き続き多くの方々が関心を持ち、参加することを期待しています。