郷土芸能を支える新たな一歩!
岩手県花巻市の株式会社小彌太(こやた)が、郷土芸能の重要なアイテム「ゴムわらじ」を開発した。この新しいわらじは、かつて国内のゴムメーカーによって製造されていたが、コロナ禍の影響で製造が停止し、入手困難になっていた。この需要に応えるため、小彌太は約2年間の開発を経て、満を持してのリリースとなった。
1. ゴムわらじ誕生の背景
郷土芸能事業「雷太」を中心に活動を行う小彌太では、地域の伝統を守るために多くの団体と連携してきた。しかし、近年、後継者不足や製品の減少が問題となっていた。特に「ゴムわらじがどうしても必要だ」という声が数多く寄せられ、この状況を打開するために小彌太が立ち上がったのだ。
ゴムわらじの需要が高まる一方で、従来の稲藁を使ったわらじは生産が難しいことから、渇望されていたゴム製の代替品の開発が急務となった。小彌太はその課題に挑み、ゴムわらじの製作に取り組むことを決意した。
2. 開発の道のり
開発が始まり、最初の試作品が完成するも、問題が次々と発生した。靴としての耐久性やフィット感が不足しており、実際の使用時には壊れたり、足に痛みを感じさせることがあった。しかし、試作から100足以上の試行錯誤を重ね、地元の職人の協力を得ることで、ゴムわらじは大きく進化した。今ではウレタンソールのクッション性と耐久性に優れた合成ゴムを使用し、さらに牛革を用いたチチで耐久性を向上させることができた。
3. 実績と期待
すでに、先行販売として100足が完売し、使用開始した郷土芸能団体からは好評の声が寄せられている。小彌太の代表、木瀬川弘樹氏は、「地域の伝統を守ることが私たちの使命です。地元の職人と共に、このゴムわらじを通して、郷土芸能の魅力を伝え続けていきます」とコメントしている。
4. 今後の展望
今後、小彌太はゴムわらじの開発のみならず、郷土芸能に取り組む体験教室やお土産商品の開発、さらには特化したメディアの運営にも着手する予定だ。「郷土芸能の総合メーカー」としての地位を目指している小彌太。彼らの取り組みは、地域の文化の保存を支え、次世代へとつなげていく重要な役割を果たしている。
5. 最後に
この新たなゴムわらじは、郷土芸能を愛する全ての人々にとって欠かせないアイテムとなることだろう。ぜひ、その履き心地を体験してみてほしい。小彌太の取り組みに、今後も目が離せない。
購入情報
- SS/ Sサイズ(21〜24cm) - 7,150円
- M/ Lサイズ(25〜27cm) - 8,800円
- LLサイズ(27cm以上) - 10,450円
- 表側:クッションソール
- 裏側:耐久性と柔軟性に優れた合成ゴム
- チチ:耐久性に優れた本牛革
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