茅島みずき主演のサイコホラードラマ『エリカ』完成披露イベントレポート

迫力のサイコホラー『エリカ』完成披露イベントレポート

2025年8月1日、フジテレビ本社マルチシアターにおいて行われたドラマ『エリカ』の完成披露イベント。主演の茅島みずきさんと教師役の渡辺大知さんが登壇し、サイコホラーの魅力や作品の意気込みについて語りました。

原作の魅力と実写化の行方

この作品は、楠本哲による人気サイコホラーコミックス「エリカ」を原作としており、2014年に発売されました。異常な執着心やショッキングな展開が描かれ、多くのホラーファンの関心を引いてきた作品です。11年の歳月を経てもなお、その狂気と魅力は色褪せることはなく、今回の実写化に期待が寄せられています。

ドラマ『エリカ』では、徐々に暴かれるエリカ本来の姿と、彼女に翻弄される教師・青嶋の姿が描かれます。この独特の世界観に浸ることで、観る者を一層引き込むことでしょう。

完成披露イベントの様子

イベントでは、主演の茅島さんが岡本玲さんからのVTRメッセージを鑑賞。お互いの存在を讃え、現場での感動的なエピソードを共有しました。特に茅島さんは、岡本さんのドロっとした表現に触れ、リアルな緊張感とそれに立ち向かう自分の役作りに苦心したことを語りました。

渡辺さんは、自身の撮影初日の苦労を振り返り、「メンタルが削られるような壮絶な撮影でしたが、岡本さんが爽やかな笑顔でお弁当を食べているのを見ると、たくましい役者だなと感心しました」と語ります。

注目を集めるキャラクターたち

茅島さんは、エリカの変わりゆく表情に注目して欲しいと述べました。「基本的にエリカは青嶋先生だけを愛しているという感情が色濃く出ていて、それが全シーンに影響を与えています」とその演技に対する意気込みを話しました。

渡辺さんは、「エリカから『あなただけを考えています』というセリフは、普通なら嬉しいことなのに、エリカに言われると恐怖が増します」とその独特の感覚を味わったことを語っています。また、茅島さんの演技力に対しても絶賛の言葉を惜しまず、魅力的な「こわかわいい」キャラクターを表現していることを挙げます。

作品の見どころ

茅島さんの推しシーンには、1話のラストでエリカと青嶋が対峙するシーンが選ばれました。「プレッシャーの中で、複雑な感情を表情だけで表現できるかが勝負でした」と語る彼女のチャレンジに、期待が高まります。渡辺さんは、エリカの家のセットにこだわりを感じ、ただの不気味な表現ではなく、背景にある人間性にも恐怖を反映させた点を強調します。

エリカのビーフシチューに関するエピソード

撮影中、エリカが青嶋に作るビーフシチューには特に工夫が施されていたと言います。茅島さんは、「見た目が怖すぎて本当に食べられるのか心配になるレベル」とコメントし、渡辺さんは「謎の内臓のようなものや奇妙な粉が振りかけられたビーフシチューの中身には、驚かされました」と苦笑いしました。

音楽とエンディングテーマ

主題歌「distortion」にも期待が寄せられています。茅島さんは、その楽曲がドラマのダークな雰囲気とポップさを見事に融合させていると解説。ダンス振付も、エリカの不気味さを表現したものになっているとのことで、全ての要素が作品に深く繋がっています。

ファンへのメッセージ

最後には、茅島さんと渡辺さんからファンに向けて、今後の配信を楽しみにしてほしいとのメッセージが送り出されました。「この『エリカ』という作品を特別な思いで作り上げましたので、ぜひ楽しんでご覧ください」と茅島さん。渡辺さんも、「ホラーが苦手な人でも楽しめる、青春や切なさを感じられる作品として、全6話をお楽しみください」と語りました。

期待感が高まるドラマ『エリカ』、すでに多くのファンが配信を心待ちにしています。是非一度、その目でその世界観に触れてみてください。