ACミランアカデミー愛知の新たな挑戦、マッテオ・ロレティ氏がテクニカルディレクターに就任

ACミランアカデミー愛知の新たな挑戦

ACミランアカデミー愛知が、15年目の新シーズンに向けて新たなステップを踏み出します。今回、テクニカルディレクターに就任したのは、マッテオ・ロレティ氏。彼はイタリア・ローマ出身で、若干29歳ですが、豊富な経験と知識を持つ才能あふれる指導者です。

マッテオ・ロレティ氏のプロフィール

ロレティ氏は、2014年から2017年までローマ・トルヴェルガタ大学でスポーツ科学を学び、その後運動教育の修士課程を修了しました。さらに、フットボールマネージャー修士課程も修了し、サッカー指導に必要な理論と実践を習得しています。

職歴としては、教員としてスポーツ指導に従事した後、サッカークラブでの指導経験を経て、スポーツ関連の企業でも成功を収めています。特に、クウェート校での活動が高く評価され、ACミランアカデミー愛知において最年少のテクニカルディレクターに選ばれました。

テクニカルディレクターの変遷

ACミランアカデミー愛知の4代目テクニカルディレクターとしてのロレティ氏の就任は、これまでの伝統を受け継ぐ重要な役割を果たします。前任者たちはそれぞれ強い影響力を持ち、日本の文化を理解した上でアカデミーを発展させてきました。ロレティ氏もまた、その期待に応え、アカデミーの新たな魅力を引き出すことでしょう。

アカデミーの活動

ロレティ氏が来日したのは3月3日で、すぐに新年度のトレーニングに入りました。小牧、名古屋御器所、そして豊橋の三拠点で、選手たちとのコミュニケーションを重視し、顔と名前を覚える作業を大切にしています。

また、4月にはイタリアへの遠征を計画しており、帰国後も対外試合や様々なイベントを通じて、積極的にアカデミーの活動を広めていく予定です。来日直後には名古屋のZIP-FMでラジオ出演を果たし、大阪・関西万博のイタリア館でのイベントにも参加するなど、ピッチ外での活動にも精を出しています。

ACミランアカデミーの国際的な展望

ACミランのアカデミープロジェクトは30年以上の歴史を誇り、世界中で多くのアカデミーを展開しています。愛知アカデミーは、2011年に日本初のACミランアカデミーとしてスタートしましたが、2024年からは日本国内唯一のアカデミーとしての役割を強化していきます。

ロレティ氏の指導のもと、愛知アカデミーがどのように成長していくのか、その行方が注目されます。これからも、若き才能たちの育成を通じて日本のサッカー界に新たな風を吹き込むことでしょう。