TASCAM、『FR-AV4』に進化したオートミキサー機能を搭載

TASCAMは、32ビットフロートに対応した4チャネルのフィールドレコーダー、ミキサー、タイムコードジェネレーターである『FR-AV4』に新機能として、高度なオートミキサー機能を追加しました。この機能は、特に会議やイベント、パネルディスカッションなどの場面で複数のマイクを利用する際に非常に有用です。

オートミキサー機能の概要

TASCAMが公開した新しいファームウェアV1.10は、ユーザーにとって魅力的な機能であるオートミキサーを実現するために、ゲインシェアリング方式を採用しています。この方式によって、複数のマイク入力のバランスを自動的に調整し、瞬時に使用されているマイクを優先し、未使用のチャンネルは自然に減衰される仕組みです。その結果、環境ノイズを大幅に低減し、ハウリングを抑えつつ、スピーカーの声をクリアに引き立てるミックスを可能にします。

この機能により、ビデオグラファーやコンテンツクリエイター、企業のAVチームにとって、『FR-AV4』はさらに価値のあるツールとなります。特に、高速に変化する収録環境においても、ユーザーは容易に高品質な音声を得ることができます。

使いやすさと便利な機能

新たなオートミキサー機能は、直感的に設定可能で、本体の操作だけでなく、リモートコントロールアプリ『TASCAM RECORDER CONNECT』を用いた遠隔操作にも対応しています。これにより、収録者は現場で直接調整することができ、手元のデバイスからも効率的に操作可能となります。特に、複雑なイベントにおいて複数のマイクからの音声を同時に管理する際に、この機能は大きな助けとなります。