こまつ座特集
2025-07-29 12:45:57

終戦80年を迎え、映画と舞台で綴るこまつ座の特集!

2025年に迎える第二次世界大戦の終結から80年を記念して、CS衛星劇場において特別なプログラムが放送されます。「映画『木の上の軍隊』公開記念終戦80年 演劇と映画で観るこまつ座<戦後“命”の三部作>」というテーマで、名作の舞台と映画を一挙に楽しむことができます。

この特集では、井上ひさしの遺志を受け継ぐこまつ座が誇る「戦後“命”の三部作」を中心に、舞台と映画の双方を体験できる貴重な機会が訪れます。まずは、特集に含まれる作品の一つである「木の上の軍隊」を見てみましょう。この作品は、敗戦に気づかないまま孤独に戦い続ける二人の兵士を描いたもので、2016年に上演されたバージョンでは、山西惇と松下洸平が主要キャストを務めました。戦争の悲劇をテーマにしたこの物語は、実際の出来事を基にしたもので、観る者に深い感慨を与えます。

また、同じく特集で放送される「母と暮せば」も外せません。この作品は1945年の長崎を舞台に、原爆によって息子を失った母親が、痛みを抱えながら生きる姿を描いています。富田靖子が演じる母・伸子は、亡くなった息子・浩二の亡霊と出会うことで心の平穏を取り戻そうとする、感動的なストーリーが展開されます。2018年と2021年、さらには2024年の版と、複数の演目が登場するので、どのバージョンでも異なる魅力を楽しむことができます。

「父と暮せば」は、父と娘の感動的な交流を中心に展開される作品です。原爆の影響から生き延びた娘が、亡き父の幽霊と過ごす4日間を描いた感情豊かなストーリーが、観客の心に残ります。2021年版では山崎一が父親役を演じ、思い出に残るセリフの数々が印象的です。

特集のハイライトとなるのは、映画『母と暮せば』と『父と暮せば』です。映画版では、山田洋次監督が手掛けた作品たちで、原爆後の人々の生き様とその愛情を深く描写しています。特に、吉永小百合が母親役を演じる「母と暮せば」は、母子の絆をテーマにしたヒューマンドラマとして、多くの人に感動を与えています。

特集は、8月の日曜日に放送される予定で、視聴者はこれらの名作を通じて戦争の記憶や命の尊さについて再考する良い機会を得られます。また、CS衛星劇場では他にも戦争にまつわる映画が特集されており、「終戦80年映画が伝える戦争の記憶」に焦点を当てた特集プログラムが予定されています。

このように、こまつ座の舞台と映画がコラボするこの特集は、観る人々に深い感動とともに、過去の出来事への理解を深める大切な機会となっています。ぜひ、CS衛星劇場にて生放送をご覧になり、その感動を体験してください。


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