演劇「ミモザウェイズ」
2025-12-18 09:50:24

女性史を痛快に描くコメディ演劇「ミモザウェイズ」新たな幕開け

女性史を追体験するコメディ演劇「ミモザウェイズ」



2024年1月29日から2月1日まで、京都のTHEATRE E9 KYOTOにて女性史を描く演劇『ミモザウェイズ』が上演されます。本作は、約100年にわたる女性の歴史を痛快なコメディ形式で伝えると同時に、現代のジャンデー平等問題を浮き彫りにする新たな作品です。

本作の背景


『ミモザウェイズ』は、日本初の女性のための演劇作品として位置づけられています。フランスで10年もの間ロングランを続けている演劇の作家トリニダード・ガルシアとのコラボレーションによって生まれました。本作では、女性団体や研究者の監修を受けて作られており、信頼性の高い内容となっています。企画・制作・翻訳を手がけたリボアル堀井なみの氏が中心となり、4年にわたるインタビューや調査を行い、日本の女性たちの声をフランス語で執筆し、日本語に翻訳されました。

作品の革新性


演劇は、過去の重要な出来事を鮮やかに再現し、1911年創刊の『青鞜』から、女性参政権運動、ウーマンリブ、女性差別撤廃条約の批准までを網羅しています。女性史を描く上で、ただの事実羅列に終わるのではなく、ユーモアを交えた表現を通じて観客に身近に感じてもらえるよう工夫されています。映像や音楽も随所に散りばめられ、エンターテイメント性も追求されています。

観客は、女性たちの100年以上の闘いと成長の歴史を目の当たりにし、同時に現代の問題点についても考えさせられることでしょう。

ジェンダー平等についての考察


演劇の中では「男女平等が憲法で保証されているはずなのに、どうしてまだ差別的な発言があるのか?」という疑問が投げかけられます。3人の女性キャラクターが大正時代や1970年代にさかのぼり、今のモヤモヤを解消するための旅に出る姿は、観客にとっても身近なものです。特に、ジェンダー平等に関心を持つ方々や、パートナーとの関係をより深めたいと思う方々には大変興味深い内容となっています。

公演の詳細


  • - 日時: 2024年1月29日(木)19:00、30日(金)14:00・18:30、31日(土)14:00・18:30、2月1日(日)14:00
  • - 会場: THEATRE E9 KYOTO(京都府京都市南区東九条南河原町9-1)
  • - チケット: 一般 前売り:¥4,000、当日:¥4,500。
- U25・障がい者手帳をお持ちの方:¥3,000(前売りのみ)
- シニア(70歳以上)¥3,500(前売りのみ)

  • - オンデマンド配信: 2月14日(土)10:00~3月8日(日)20:00、配信チケット¥2,000

まとめ


『ミモザウェイズ』は楽しいだけではなく、女性たちの歴史や現代の問題を包括的に描いています。女性の優れた業績に光を当てると同時に、まだ解決されていない課題について考えるきっかけとなることでしょう。ぜひ、劇場でこの珠玉の演劇を楽しんでいただきたく思います。


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