東京2025デフリンピックに向けた新たな取り組み
2025年11月に東京で開催されるデフリンピックは、聴覚障がい者アスリートたちにとって特別な舞台です。この開催を契機に、日本デフビーチバレーボール協会(DBVA)は、株式会社皇漢薬品研究所の協力を得て、専用の応援寄付サイトを新たに設立しました。このサイトの目的や寄付の活用方法などについて詳しくご紹介します。
寄付サイトの背景と目的
デフリンピックにおけるビーチバレーボール競技では、DBVAに所属する選手たちが世界を舞台に奮闘しています。彼らは音声による情報を頼らず、優れた視覚情報処理能力と空間認識力を武器として競技に臨みます。特にビーチバレーボールでは、砂の上での判断力やパートナーとの連携が勝負を左右します。選手たちの手話やジェスチャー、アイコンタクトを駆使した競技は、見る人に感動を与えます。
このたびの寄付サイトは、全国の皆さまからの支援を受けて、選手の競技力向上や、次世代を担うジュニア層の育成、普及活動を進めることを目指しています。このサイトを通じて、応援の輪を広げていくことが期待されています。
寄付金の使い道
集まった寄付金は、以下の活動にしっかりと活用されます:
1.
選手強化・育成支援
- 代表選手の海外遠征費
- 専門コーチの招聘による技術指導
- トレーニング合宿の開催および環境整備
2.
競技環境の充実
- 統一されたユニフォームや競技用具の整備
- 医療・コンディショニングのサポート体制の構築
3.
普及・啓発活動
- ジュニア層向けの体験会や教室の開催
- 全国大会の運営およびレベル向上の支援
- デフスポーツの理解促進を目的とした広報活動
4.
持続可能な競技発展への基盤作り
- 指導者育成プログラムの実施
- 地域展開を通じた競技人口の拡大支援
皇漢薬品研究所からのメッセージ
皇漢薬品研究所の代表取締役社長、呉明輝氏は、「デフアスリートが持てる力を最大限発揮できる環境作りに貢献したい」と述べています。彼は、スポーツに対する情熱は聴覚障がいの有無に関わらず共通であるとし、寄付サイトを通じて多くの人にデフスポーツの魅力を知ってもらいたいという思いを伝えています。
日本デフビーチバレーボール協会のメッセージ
DBVAの代表理事、牛尾洋人氏は、「東京2025デフリンピックは、日本のデフスポーツ界にとって重要な機会である」と強調し、その魅力を広めていく意義を訴えています。選手たちが目指す夢の実現には支援が欠かせないとし、皆様の変わらぬご理解と支援をお願いしています。
寄付についての詳細
寄付は、専用サイト(
寄付サイトはこちら)からオンラインで可能です。クレジットカードでの決済が利用でき、任意の金額から寄付が受け付けられています。寄付に関する領収書も希望者には発行されます。
お問い合わせ先
一般社団法人日本デフビーチバレーボール協会(DBVA):メール(dbva@uni9.me)
公式ウェブサイト(https://japanbeach.jp/)
皇漢薬品株式会社:公式ウェブサイト(https://www.kohkan.co.jp/)
寄付特設ページ(
寄付特設ページはこちら)
今回の寄付サイト開設は、日本のデフスポーツ界にとって重要な一歩です。皆様からの温かいご支援を、ぜひよろしくお願いいたします。