株式会社山口製作所、メキシコに新工場を開設し北米展開を強化

株式会社山口製作所、新たな挑戦の舞台メキシコ

静岡県沼津市に本社を構える株式会社山口製作所が、メキシコにおける新たな工場の開所式を迎えました。名称は「YAMAGUCHI MFG MEXICO, S.A. DE C.V.」で、2025年10月2日（現地時間）に式典が行われ、多くの関係者が集まりました。

開所式に出席した関係者

式典には、サンルイスポトシ州知事、経済開発大臣、市長、在レオン日本国総領事館の総領事などが出席し、山口製作所の新たな一歩を祝福しました。地元の工業団地に属する企業や取引先の方々も出席し、地域経済との連携強化が期待される場となりました。

山口製作所の歴史と新工場の位置付け

山口製作所は1950年に設立されて以来、75周年を迎えました。現在は世界7カ国14拠点で事業を展開しており、国際的な製品供給体制を確立しています。新設のメキシコ工場は、北米市場への安定した供給を可能にし、サプライチェーンの強化にも寄与します。

メキシコ新工場の概要

この新工場では、初めに樹脂成形が行われ、将来的には切削加工ラインも導入される予定です。これは、現地の市場ニーズに応じた生産体制の最適化を図るものです。地域の雇用創出や産業発展にも寄与することを目指し、持続可能な成長の一環として位置付けられています。

山口聖三社長の挨拶から

開所式において、代表取締役社長の山口聖三は、メキシコ工場の設立が地域経済にしっかりとした足場を提供することを強調しました。彼は、現地の人材を活用し、協力し合いながら製品を生産していくこと、また地域と共に成長していくことの重要性を訴えました。山口社長の言葉は、工場の運営に従事するすべての社員に向けたメッセージでもあり、彼らの士気を高め、地域社会との繋がりを大切にする姿勢を示しています。