再燃する横溝正史の魅力
2026年の映画『八つ墓村』の公開を控え、横溝正史という著者に再び光が当たっています。それに伴い、NHKカルチャーでは「横溝正史はなぜ読み継がれるのか ―『八つ墓村』を起点に、物語と映像の力に迫る―」という講座が開催されます。この講座では、横溝正史の代表作である『八つ墓村』を起点に、彼の作品がどのように時代を超えて愛され続けているのかを探っていきます。
集まる注目の理由
『八つ墓村』は、日本の探偵小説の金字塔とも言える作品で、多くの読者に支持されてきました。物語は、閉ざされた共同体や因習、怨念といった独特の要素を巧みに取り入れ、戦後の日本社会を反映したものとして評価されています。これまでにも多くの映画やドラマとして映像化されており、2026年9月の映画公開によって再び注目が集まっているのです。
本講座は、この映画公開を契機に、横溝正史の魅力に新たに目を向ける機会を提供することを目的としています。受講者は、文学と映像の両方の視点から、作品の構造や創作背景を深く理解することができます。
講師の紹介
講座には、近代日本文学と探偵小説の専門家である二松学舎大学の教授、山口直孝氏が講師として登壇します。山口氏は長年にわたり横溝正史研究に取り組んでおり、最近では二松学舎大学に所蔵されている『八つ墓村』や『獄門島』の自筆草稿の調査・翻刻に力を入れています。この大学は、横溝正史関連の貴重な資料を多数所蔵しており、その保存・研究活動が評価されています。
講座では、最新の研究成果を踏まえつつ、『八つ墓村』を軸に横溝正史の作品の魅力を詳しく解説します。これにより、受講者は横溝正史の作品がなぜ時代を超えて読み継がれるのか、その答えに一歩近づくことができるでしょう。
物語と映像のコネクション
講座では、『八つ墓村』を中心に、因習や怨念といったテーマがどのように物語に深みを与えているかを考察します。また、これらの要素が映画やドラマでどのように映像化され、人々を魅了してきたのかも探ります。こうした分析を通じて、文学作品としての魅力だけでなく、映像作品として繰り返し再創造される理由を解明し、「なぜ横溝正史は何度も甦るのか」というテーマに迫ります。
講座の詳細
- 千葉教室: 2026年7月24日(金)10:30~12:00
- 柏教室: 2026年9月25日(金)10:30~12:00
- 会員:4,004円(税込)
- 一般(入会不要):4,576円(税込)
- 教材費:330円
- - 講師: 山口直孝(二松学舎大学教授)
- - 主催: NHK文化センター千葉教室・柏教室
この機会に、横溝正史の世界を深く知り、再び彼の作品に触れてみるのは如何でしょうか。興味のある方は、ぜひお申し込みください。