江戸文化を感じる新しい歴史音声ガイド「GURURI」がスタート
東京都台東区で、歴史音声ガイドサービス「GURURI」が新コンテンツ「江戸文化の仕掛人〜蔦屋重三郎ゆかりの地〜」を発表しました。このプロジェクトは、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」を運営する株式会社eiiconと、歴史コンテンツに特化した音声ガイドサービスを提供する株式会社ぐるりが共同で進めています。この取り組みは、江戸文化や歴史にアクセスしやすい環境を地域住民や観光客に提供することを目的としています。
プロジェクトの背景
台東区は、伝統的な観光スポットが点在する地域ですが、観光客が特定のスポット、特に浅草寺に集中する傾向があります。このようなオーバーツーリズムは、周辺地域へ訪れる人々の分散が求められています。また、東京都民自体も、江戸文化の価値や歴史的背景をあまり理解していない現状が指摘されています。そこで、蔦屋重三郎をテーマにした音声ガイドは、単なる観光ガイドにとどまらず、地域の歴史と文化をより深く理解するためのツールとして機能することを目指しています。
新しい音声ガイドの内容
蔦屋重三郎とは、江戸時代に活躍した文化人で、東洲斎写楽や喜多川歌麿ら多くの著名な作家たちを支援した「江戸のメディア王」として知られています。彼の足跡をたどることで、当時の文化や人々の交流を感じることができます。特に、「耕書堂」という書店が吉原に開業されたことが彼の名を広め、今なお残るゆかりの地を巡ることで、江戸の豊かな文化に触れる機会が提供されます。
また、台東区内では、蔦屋重三郎ゆかりの場所を巡る循環バスも運行されており、観光地だけでなく、その背後にあるストーリーを楽しむことができます。バスの車内には「GURURI」のQRコードも設置されており、利用者は簡単に音声ガイドを活用することができます。
今後の展開
プロジェクトは、「江戸文化の仕掛人」を皮切りに、さらなるステップへ進む予定です。観光客の流れを浅草寺周辺から周辺エリアへ分散させるために、各種スポットの追加や周遊キャンペーンなども考えられています。また、江戸切子や江戸硝子といった伝統工芸品の関連スポットも紹介することで、都民のみならず観光客にも江戸文化に接するきっかけを提供します。今後は都内他地域への拡大も視野に入れており、さらなる歴史探訪の楽しみが期待されています。
まとめ
「GURURI」は、ただの音声ガイドではなく、江戸文化の深さや魅力を存分に体験できるサービスに成長しつつあります。歴史を肌で感じられるこの機会を、多くの人が利用することを願います。ぜひ台東区の隠れた魅力を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。