「いのちの未来」パビリオンでは2050年と1000年後の生命観を体感

「いのちの未来」パビリオンの魅力

大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「いのちの未来」。これは、私たちの生命について深く考える機会を提供する場です。アンドロイド研究者の石黒浩がプロデュースし、あの人気タレント、マツコ・デラックスと有働由美子が未来の命をテーマに語るために集まりました。彼らの対話は、私たちの価値観や生き方に新たな視点をもたらしてくれます。

パビリオンの概要

「いのちを拡げる」というテーマで制作されたこのパビリオンは、私たちが過去、現在、未来のいのちについて思索するための展示が揃っています。展示は3つのゾーンに分かれており、まずは日本人が「モノ」に宿してきた歴史を示す「いのちの歩み」ゾーン。その後、50年後の未来でアンドロイドと人間が共存する様子を体験できる「50年後の未来」ゾーン。最後には、1000年後の「いのちのまほろば」をイメージした幻想的な空間が広がります。

アンドロイドと未来の命

展示の中で、特に目を引くのがマツコ・デラックスをモチーフにした“マツコロイド”の登場です。50年後の未来では、どのように人間がアンドロイドと生活しているのか、マツコと有働は自らの思いを問いながら語り合いました。彼らは過去から未来にかけて、人間とは何か、いのちとは何かを考察します。マツコの言葉を借りれば、「自分たち三人は情が薄いからアンドロイドに近いかも」という問いかけは、観客にも深い思索を促すでしょう。