新国立劇場のシーズン開幕!
2025年、東京・新国立劇場にて新しいオペラシーズンが始まります。今年の幕開けを飾るのは、皆に愛され続けているプッチーニの名作『ラ・ボエーム』。
このオペラは、19世紀のパリを舞台にした心温まるラブストーリーで、若き詩人ロドルフォとお針子ミミのきらめくような出会いから始まります。彼らの純愛は、夢を追う若者たちの友情と喪失を通じて、観客に強烈な感動を与える作品です。粟國淳が手掛ける演出は、精緻な心理描写と息をのむような視覚効果で、見る者を引き込むことでしょう。
豪華キャスト陣
『ラ・ボエーム』の魅力をさらに引き立てるのは、選りすぐりのキャストです。ヒロインのミミには、卓越した演技力で多くのファンを魅了するマリーナ・コスタ=ジャクソンが登場します。彼女の感情表現は特に評判で、パリの華やかな市場での若い恋人たちの物語に深みを与えています。
一方、ロドルフォにはイタリアオペラを代表するスター、ルチアーノ・ガンチが配役されています。彼のウィットに富んだ表現と洗練された歌声は、作品の中でロドルフォの魅力を引き立てるのに欠かせないでしょう。そして、恋のライバルであるムゼッタ役には、若手実力派の伊藤晴が登板。彼女のパフォーマンスは、確実に観客の心をつかむはずです。
ユニークな演出
演出の粟國は舞台設計とビジュアルエフェクトにおいても独自のアプローチを採用しています。独自の美術が組み合わさることで、観客は19世紀のパリに存在しているかのような没入感を味わえます。特に、繁華街カルチェ・ラタンの活気ある描写は目を見張るものがあります。さらに、このオペラの主要なテーマである“愛と喪失”を見事に表現し、結末の感動的なシーンには涙がこぼれそうです。
見どころ満載のストーリー
物語は毎年のクリスマス・イブに始まり、貧しい芸術家たちが集う屋根裏部屋を舞台に展開します。ロドルフォとミミの出会いは、愛の象徴として多くの人々に記憶されるでしょう。「冷たい手を」「私の名はミミ」といったアリアは、オペラの名場面の一つとなっています。彼らの恋物語は温かい瞬間と悲劇的な展開を交えつつ、作品全体を彩ります。愛し合いながらも別れを避けられなかった二人の運命には、観客も心を打たれること間違いなし。
公演情報
新国立劇場での公演は、2025年10月に行われます。音楽には名匠パオロ・オルミが参加し、感動のオペラ体験を保証します。今回は、特に学生や高齢者向けの割引もあるので、初めてのオペラ鑑賞にもぴったりの機会です。
日程
- - 10月1日(水)18:00
- - 10月4日(土)14:00
- - 10月9日(木)14:00
- - 10月11日(土)13:00
料金
- - S席:26,400円
- - A席:22,000円
- - B席:15,400円
- - C席:9,900円
- - D席:6,600円
- - Z席(当日のみ):1,650円
新国立劇場のウェブサイトやボックスオフィスでチケットを購入できます。
アクセス
新国立劇場は京王新線・初台駅から直結のアクセスの良さも魅力です。芸術の秋を満喫できるこのオペラ、ぜひ観に行ってください。今シーズンの開幕を華やかに彩る『ラ・ボエーム』、あなたを待っています!