IDOM CaaS Technology、資金調達を実施
中古車のガリバーから派生した「ノレル」を運営する株式会社IDOM CaaS Technology(以下、ICT)は、12月6日に1.5億円の資金調達を実施したことを発表しました。今回の調達は、レオス・キャピタルワークスが運用する公募投資信託を通じて行われ、ICTの累計資金調達額は30億円を突破しました。
資金調達の詳細
今回の資金調達は、昨年12月に調達した資金の追加出資となっており、調達方法は第三者割当増資です。株主には、既存株主であるひふみスタートアップ投資事業有限責任組合が名を連ねています。気になる調達金額は、1.5億円となっており、主に同社の与信育成事業を強化することを目的としています。
ニーズに応える与信育成事業
今年度に入って、ICTは独自の与信審査に基づく車両提供スキームを高度化しています。IoTデバイスやシステムの開発に力を入れ、サービス提供拠点の拡大を進めています。その結果、今期の売上は50億円を超えると予測されており、これは業績の成長可能性を如実に表しています。
追加出資によっては、より多くの人々にマイカーライフを提供するために、パートナー企業とのアライアンス施策や積極的なマーケティングを推進する計画です。これにより、さらなる成長の加速を図ることが期待されています。
レオス・キャピタルワークスの評価
今回の追加投資は、レオス・キャピタルワークス株式会社の代表取締役社長である藤野 英人氏からも高く評価されています。氏は、ICTの競争力と収益性を評価し、独自のデータを駆使した与信システムが顧客満足度を高めるとともに、強固な競合優位性を持っていることに注目しています。ICTが推進する成長戦略は、今後のさらなる高成長を実現する可能性が高いと考えられています。
社会的意義を兼ね備えたビジネス
また、株式戦略部のファンドマネージャーである松本 凌佳氏も、今の社会環境においてICTのサービスが多くの人々に「欲しい車に乗る機会」を提供できていることに着目しています。このような新しい自動車流通の形は、収益性だけでなく社会的な意義も兼ね備えた取り組みとして評価されています。
代表の挨拶
代表取締役社長の山畑 直樹氏は、「第5期は多くの顧客に支えられ、売上の拡大とともに通期黒字化も視野に入ってきました」とコメントし、社員一丸となってさらなる成長と価値創出に邁進する意向を示しました。来期以降もアライアンスや技術革新を駆使しながら、事業の拡充を目指していく所存です。
会社概要
今後もICTの成長と展開に目が離せません。市場におけるその活躍に期待が高まります。