太陽光で連続5年稼働を実現する新型GPSトラッカー「TTS-03A」
TTS株式会社(東京都台東区)は、屋外資産向けの新型GPSトラッカー「TTS-03A」をラインアップに加え、販売を開始しました。これにより、電源確保が難しい屋外での資産管理が大幅に進化します。本記事では、TTS-03Aの特長と実際の活用例をご紹介します。
外部電源不要の強力なサポート
近年、建設機械やコンテナ、トレーラーなど、電源が確保できない屋外資産の管理ニーズが高まっています。TTS株式会社が開発した「TTS-03A」は、太陽光充電機能を搭載しており、電池交換や外部電源の接続が不要です。これにより、運用コストが抑えられるとともに、管理の手間が軽減されます。具体的には、太陽光発電により最大5年間も稼働し続けることが可能です。晴天のもとではバッテリーを補充し続け、環境に応じた省電力モードにも自動的に切り替わります。
高精度な位置測位システム
「TTS-03A」では、GPSをはじめ、BDS、LBS、Wi-Fiといった複数の測位システムを組み合わせているため、非常に高精度な位置情報を提供します。これにより、屋外での資産の動きや所在を常に把握することができ、盗難リスクを大幅に減少させることができます。例えば、製品が不正に取り外された場合には大音量のアラームが作動し、周囲に異常を知らせます。また、スマートフォンから遠隔操作でアラームを鳴らすことも可能です。実証実験では、100メートル以上離れた位置からでも正確に資産の所在地を特定することができました。
耐久性に配慮したIP67準拠
屋外で使用するGPSトラッカーには耐久性が重要です。「TTS-03A」は、国際保護等級「IP67」に準拠しており、防水性と防塵性を兼ね備えています。これにより、雨天や粉塵が多い場所でも安心して使用でき、車両や各種の物流資産、さらには建設機械に取り付けることが可能です。
情報収集の多様性
さらに「TTS-03A」は、オプションのBluetoothセンサーを追加することで、温湿度やドアの開閉状況、さらには光の変化による状態検知など、多様な情報を収集できます。位置情報と組み合わせることで、運用状況が一目瞭然になり、効率的な資産管理が実現します。
シンプルな取り付け方法
製品には取り付け用のカバーとボルトが同梱されており、強力に固定することが可能です。オプションとして磁気マウントも用意されており、簡単に取り付けられるため、迅速な運用開始が期待できます。
TTSプラットフォームでの位置管理
さらに、「TTS-03A」を利用することで、位置管理ソフトの「TTSプラットフォーム」を活用でき、複数の資産の位置を一元的に把握することができます。管理者や利用者を分けることで、効率的なマネジメントが可能で、業務の透明性が一層高まります。
実証実験の具体例
実際には、TTS-03Aは特定の条件下で運用され、その性能が証明されています。6か月以上の実証実験で、常に40〜60%のバッテリー残量を保ちながら運用され、悪天候においても連続したデータ取得が行われました。具体的には、位置測位が欠損することなく、安定した性能を発揮しています。
まとめ
「TTS-03A」は、電源不要で太陽光で動き、長期にわたって稼働する優れたGPSトラッカーです。これにより、屋外資産の管理や盗難防止が一層強化され、多様なシーンでの活用が期待されます。今後の物流や建設現場での大きな助けとなることは間違いありません。