新デザインのユニフォーム、光のコンセプトで新たなスタート
2023年10月、日本ブラインドサッカー協会(JBFA)は、男子・女子日本代表とロービジョンフットサル日本代表の新デザインユニフォームをお披露目しました。この新ユニフォームは、2025年10月にインド・コチで開催されるIBSAブラインドサッカー女子世界選手権で初めて使用される予定です。
「ひかり」のコンセプト
新ユニフォームのデザインは、「ひかり」をテーマにしており、JBFAが新体制としてスタートを切ったこの年に、未来への光が差し込むというアイデアを反映しています。このデザインは、国を代表する選手たちにとって特別な意味が込められています。特に、ユニフォームの胸に施されたJBFAエンブレムに触れることで点字の『JAPAN』が浮かび上がる仕掛けがあるのです。これは、選手たちが感じる国の期待や誇りを象徴しており、同時に視覚障がい者と健常者が協力し合うブラインドサッカーの精神を体現したものです。
点字の意味と選手たちの思い
日本代表選手たちにとって、この点字は非常に重要なメッセージを持っています。キャプテンの川村怜選手は、このユニフォームに込められた特別な想いを語ります。「このユニフォームを身にまとい、ロサンゼルス2028パラリンピック競技大会の出場権獲得を目指して、全力で戦います」と決意を表明しました。
女子代表の若杉遥キャプテンも、「日の丸をつけて世界に挑むことは私たちにとって誇りです。男子、女子、ロービジョンフットサルの3カテゴリーが同じユニフォームを着用することに重みを感じています」と述べ、ユニフォームがもたらす団結の重要性を強調しました。
ロービジョンフットサル日本代表の赤﨑蛍キャプテンは、新ウエアのデザインについて触れ、「胸元のエンブレムの点字が、私たちを奮い立たせてくれます」とコメントし、デザイン変更が試合への士気を高める要素になっていることを明かしました。
宣伝と日程
新デザインのユニフォームは、10月1日から実施されるロービジョンフットサル日本代表 世界選手権 2025挑戦 応援寄付サイトのリターン品としても選べます。その後、2025年11月下旬からは受注生産による販売も予定されています。また、アディダスの山本健副社長は、「スポーツを通して人々の人生を変える力がある」との企業理念のもと、日本ブラインドサッカー協会と共に歩んできた歴史を語り、新ユニフォームを通じて選手を応援することができることを誇りに思うと述べました。
日本代表が新しいユニフォームを着用し、世界で輝く瞬間を楽しみにしたいと思います。新デザインユニフォームについての詳細は、
特設サイトをご覧ください。