スポGOMI甲子園2025 佐賀県大会で唐津西高校の優勝!
2025年9月13日(土)に行われた『スポGOMI甲子園2025 佐賀県大会』では、全10チームが参加し、熱い戦いが繰り広げられました。このイベントは、3人1組の高校生チームが、限られた時間内に指定されたエリアからごみを拾い、その質と量でポイントを競い合うものです。
大会の舞台となった唐津市役所は、海に面した地域であり、美しい景観が保たれていますが、それでもごみは少なからず存在していました。参加者の一人も「普段目を向けない場所に意外にも多くのごみが落ちていることに驚いた」と話しています。このように、地域の清掃活動を通じて環境問題に目を向けることが大切であることを実感させられました。
群を抜いて優勝した唐津西高校「カッパに変わっておしおきよ~」
今年の佐賀県大会を制したのは、唐津西高校から出場した「カッパに変わっておしおきよ~」チームです。彼らは、駅周辺の繁華街を中心にごみを拾い上げ、見事7.35kgを収集しました。さらに、そのポイントは1,608ポイントに達し、準優勝チームに654ポイントの差をつけての勝利となりました。その奮闘ぶりは、多くの参加者や観衆を感動させました。
競技の意義と環境意識の醸成
佐賀県大会では全体で26.35kgのごみが回収され、参加者たちの努力が形となりました。日本財団スポGOMI連盟が主催するこの大会では、海洋ごみ問題の解決に向けて、一人ひとりが意識を持ち、行動に移すことの重要性が訴えられています。海洋ごみ問題は年々深刻化しており、この様なイベントが多くの人々に考えるきっかけを与えることが期待されます。
参加者たちの思い
優勝を勝ち取った「カッパに変わっておしおきよ~」チームは、昨年の先輩から受けたアドバイスをもとに、ポイントの高い瓶や缶、タバコの吸い殻を重点的に拾うことを戦略にしていたそうです。メンバーたちは「繁華街には多くのごみが落ちているだろうと予想し、その通りに競技が進んだことで優勝に結びついた」と振り返りました。彼らは11月に行われる全国大会でのさらなる成功を目指しています。
スポGOMIの未来
『スポGOMI甲子園』は、単なるごみ拾いの活動ではなく、世代を超えた人々が健康的な習慣を築くための場や、それによって地域社会の清掃意識を高めるための重要なプラットフォームでもあります。参加者たちの「自らの手で地域を清掃する」という行動は、未来につながる大切な一歩です。
このようなイベントを通じて、より多くの人々が海洋ごみ問題に関心を持ち、行動に移すことが求められています。スポGOMI甲子園は、これからも日本各地で広がっていくことでしょう。