壁を乗り越えるための道しるべ
最近、大阪市北区にある株式会社KOTONAが特別顧問として元プロ野球選手の糸井嘉男氏を迎えた。その初出社日、社員たちが抱える様々な悩みや壁の乗り越え方について熱く語る場が設けられた。
糸井嘉男氏の初出社時の抱負
辞令交付式では、代表取締役の山崎晶久氏から辞令交付書を受け取った糸井氏。「会社を元気に、面白くすることは簡単なようで一番難しい」と述べ、自身の抱負を表明した。「50年後も頑張ります!」という彼の言葉には、社員を勇気づける何かがあった。
Z世代社員のリアルな悩み
KOTONAの社員の平均年齢は26.5歳。いわゆるZ世代。糸井氏に向けられた質問は赤裸々で、本音の悩みが次々と飛び出した。「学生時代にけがをして野球を思うように続けられなかった時、どう壁を乗り越えましたか?」という問いには、「諦めない」との一言が返ってきた。しかし、その言葉が持つ意味の重さを知っているからこそ、それを実践することが難しいと糸井氏は続ける。「だからこそ、好きなことを楽しむことが大事なんです。」
夢を追い続ける挑戦
また、「糸井さんの今の夢はなんですか?」との質問に対して、彼は「野球以上に熱中できるものにはまだ出会えていません。だから、新しいことに挑戦したい」と答えた。この言葉は、彼自身の挑戦を続ける姿勢を示しており、Z世代社員たちの心に響いたに違いない。
フレッシュな視点でオフィスを再発見
続いて行われたオフィス案内では、インターン生が若い視点から糸井氏を案内。彼は新しい発見があったと言い、次に何かを成し遂げる意欲を感じさせた。また、デザイナーと共に挑戦したオリジナル名刺づくりでは、ユニークなデザインが完成。これを持って営業にも参加予定だ。
アスリートのセカンドキャリア問題
さらに、アスリートのセカンドキャリアについても言及した糸井氏。彼は「競技一本で生きている選手が多く、引退後に困る人がたくさんいる。僕が新しいことに挑戦することで、アスリートたちの可能性が広がればいいなと思っている」と言い、その姿勢がKOTONAの理念「楽しむ心から社会にイノベーションを」という言葉と深く重なった。
KOTONAとアッツの理念
広告代理店としてのKOTONAは、「楽しむ心から生まれるアイデアとクリエイティブで、社会にハッピーとイノベーションをもたらす」という理念のもとに活動している。スポーツや美容分野に特化した施策を行い、その力で企業やブランドの課題解決に寄与している。一方、株式会社アッツは、CBDを使用した革新的な美容製品を展開し、日々新たな商品開発に取り組んでいる。
このように、糸井嘉男氏の初出社は両社にとって新たなスタートでもあり、Z世代社員たちにとっても壁を乗り越えるための素晴らしい刺激になった。今後のKOTONAとアッツの進展がますます楽しみである。