池の下の新たな挑戦、テネシー・ウィリアムズの名作
池の下が2025年12月に、テネシー・ウィリアムズの名作『ガラスの動物園』を上演します。この公演は、池の下が活動を始めてから30年を迎える記念すべきもので、日本はもちろん海外でも評価されている作品です。公演は東京都中野区の劇場MOMOにて、12月12日から14日までの三日間にわたって行われる予定です。チケットはカンフェティで購入可能であり、早めの予約をおすすめします。
『ガラスの動物園』の物語背景
本作が舞台とするのは1930年代後半、世界恐慌の影響を受けたアメリカです。この時代背景は、個人と社会の関わり、家族の絆と同時に解体される運命を描いています。物語の中心であるローラは、現実から孤立しがちな少女で、その内面には壊れやすい心が描かれています。彼女の母アマンダは過去にしがみつき、息子トムは理想と現実の狭間で苦悩を抱えています。それぞれのキャラクターは、今の私たちにとっても非常に共感を呼ぶ存在であり、家族や夢に対する愛憎を象徴しています。
戦争と不安の影が漂う舞台に
本作の見どころは、戦争の影が迫りくる時代設定の中で、登場人物たちが経験する「静かな崩壊」をどのように表現するかにあります。池の下は、これまでにも数多くの名作を独自の身体表現と演出で創り上げてきましたが、今回の『ガラスの動物園』でもその技術が存分に発揮されることでしょう。従来のイメージに捉われず、新しい解釈を加えた作品になることが期待されます。
池の下の歩みと背景
1996年に長野和文を中心に結成された池の下は、以来様々な戯曲を上演し続けています。特に寺山修司の全作品を取り上げるプロジェクトや、国際的な演劇祭に参加するなど、幅広い活動を展開。2012年からは海外作品シリーズを始め、これまでアゴタ・クリストフやハロルド・ピンターなどの作品を上演し、新たな視点での再解釈に成功しています。今回の『ガラスの動物園』は、そのシリーズに於いて初めてのテネシー・ウィリアムズ作品であり、注目が集まっています。
公演の詳細とチケット情報
公演は以下の日程で行われます:
- - 12月12日(金)19:00
- - 12月13日(土)14:00/18:00
- - 12月14日(日)14:00
チケットは全席自由4,000円(税込)で販売されており、開演の30分前に開場となります。出演者には稲川実加やSUMIO、青木五百厘、岩切チャボらが揃い、観客に深い感動を与えること間違いありません。
公式ホームページやチケットサイト「カンフェティ」で詳細を確認し、ぜひこの機会に『ガラスの動物園』の世界を体験してください。心に響くストーリーが、あなたを待っています。