冨永愛が金沢の加賀水引の魅力を探訪する特番を放送！

伝統工芸「加賀水引」の魅力を発見

毎週水曜の夜、BS日テレで放送される「冨永愛の伝統to未来」では、冨永愛が日本各地の伝統文化を紹介しています。700年以上の歴史を誇る金沢市の「加賀水引」を特集した回では、冨永愛がこの美しい工芸品の背後にある物語を掘り下げていきます。

加賀水引の始まり

金沢市の加賀水引は、冠婚葬祭で使われる美しい帯紐です。特に大正4年に津田右吉さんが立体的な結び方を考案したことで、加賀水引は一躍有名になりました。この技術は現在まで受け継がれ、「加賀水引細工」として独自の地位を築いています。

冨永愛が訪れた「津田水引折型」では、初代の津田右吉さんが遺した貴重な図案を特別に見ることができました。ただ、図案には完成形の絵はありますが、作り方はほとんど記録されておらず、4代目の津田宏さんは再現が難しいものもあると話しています。これには、彼が「無茶苦茶流」と名付けた独自の技法が関係しています。

加賀水引の芸術性

立体的に結ばれた水引は、甲冑や鶴亀の形をしたものなど、見る者を魅了する芸術品となっています。これらの作品は、現代ではホテルなどの空間演出にも利用され、その美しさを再評価されているのです。

水引のしきたりとは？

水引の結び方にはさまざまなルールがあり、結婚祝いや引っ越し祝いなど、用途によって異なる結び方を使います。例えば、何度でも結び直せる「蝶結び」は、繰り返しが可能な祝い事に適していますが、結婚祝いには使ってはいけません。このようなしきたりを知らずに誤った水引を選ぶ人も多く、4代目の津田宏さんはこの問題に警鐘を鳴らしています。

あわじ結びに挑戦

冨永愛は、特に「人生で一度きり」という意味を持つ結び方「おわじ結び」に挑戦しました。水引は和紙をねじって作られ、その硬さから結ぶのは大変難しいとのこと。しっかりとした仕上げや形の整え方が必要で、なかなか思い通りの形に仕上げるのは骨が折れます。果たして冨永愛は美しいおわじ結びを完成させることができるのでしょうか？

新たな挑戦「#000 BLACK KOGEI」

現代では水引の需要が減少していますが、5代目の津田六佑さんが新たな試みに挑戦しています。「#000 BLACK KOGEI」という新ブランドを立ち上げ、これまで縁起の悪い色とされていた黒を基調とした水引のアクセサリーを開発。伝統を守りつつ、新しい風を吹き込むこの挑戦には大きな期待が寄せられています。

この特集は、伝統を未来へ紡ぐ意味を考える貴重な機会です。「冨永愛の伝統to未来～加賀水引編」は、7月9日（水）午後10時からBS日テレで放送されます。彼女の素敵なオフショットも公式SNSで配信中ですので、ぜひチェックしてみてください。