古家のABEMA韓流TIMESが開幕
韓国ドラマや音楽に精通した古家正亨が、ABEMAで新たに始まる企画「古家のABEMA韓流TIMES」のホストとなり、注目の韓国コンテンツを紹介します。彼の視点から語られるドラマの魅力は、深い洞察を提供し、視聴者を新たな視野へと導くことでしょう。
注目の3作品
この企画の初回で取り上げるのは、復讐と社会問題をテーマにした名作3作です。『7人の脱出』、『復讐代行人~模範タクシー~』、そして『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』の3本。この中で展開される物語は、背筋を凍らせるような緊迫感がありながら、同時に現代社会を映し出す鏡ともなるものばかりです。
『7人の脱出』
この作品は、人気ドラマ『ペントハウス』の脚本家・キム・スノクと監督・チュ・ドンミンが再びタッグを組んで制作しました。物語は主人公ダミが養父母から実母に引き取られるところから始まり、環境の変化が彼女を厳しい現実へと引きずり込みます。周りの人間による壮絶ないじめや、思わぬ事件が彼女の運命を変えてしまう様子は、見ている者に胸を痛めさせます。
物語の中でダミは姿を消し、5年後、かつて彼女を追い詰めた者たちが今度は彼女によって追い詰められる因果応報の展開が繰り広げられます。登場人物の強い感情が込められた演技に目が離せません。特にオム・ギジュンが演じる“マシュー”の存在感は、物語の鍵となる重要な役割を担っています。また、ファン・ジョンウムの演技も特筆もので、彼女が見せる感情の豊かさには息を呑むばかりです。
『復讐代行人~模範タクシー~』
社会の闇を背負った被害者たちが、復讐を代行するタクシー乗務員たちの物語です。法では裁けない悪を成敗するチームが描かれており、観客はその過程に胸を刺激されます。各エピソードでは、深い社会的背景が描かれつつサクッとしたテンポで進むため、視聴者は常に次の展開にワクワクし続けます。
このシリーズが時代のリアルな問題を映し出しており、観る者に多くの問いを投げかけます。いじめや詐欺、パワハラなど、現代社会に実在する問題を取り上げ、見ごたえのある内容に仕上がっています。
『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』
かつて日本でもリメイクされたほどの人気作。このドラマは、韓国の名門大学・ソウル大学や高麗大学、延世大学を目指す家庭の圧力や欲望を描いています。教育を巡る闘争を通じて描かれる家庭の様子は、リアルでありながらも笑えるシーンも多いため、観る者は思わず自分を振り返らずにはいられません。
特に、キム・ビョンチョルとユン・セアが演じる夫婦のやり取りは爆笑必至。競争に疲弊しきった親の姿を見て、自分自身の教育観が揺さぶられることでしょう。受験シーズンを迎える今、子どもを持つ親にとって考えさせられる内容となっています。
まとめ
「古家のABEMA韓流TIMES」は、古家正亨が各作品の深層を掘り下げることで、視聴者に新たな視点を提供しています。これらのドラマは単なる娯楽ではなく、見逃せない社会問題に対する意識を促すものでもあります。ABEMAで注目の作品を見逃さず、ぜひご覧になってください。