SFTカンファレンス2025開催レポート
2025年のスポーツイベントを見据え、2月18日に独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)が主催する『SFTカンファレンス2025』が盛大に開催されました。
このカンファレンスには、スポーツ国際交流に興味を持つ274名が集まりました。参加者は、スポーツ関連団体や地方公共団体、企業、研究機関、NGO/NPOなど多岐にわたります。
今年度のテーマ
本年度のテーマは『スポーツ国際交流・協力が生み出す、スポーツイベントの社会的インパクトとその未来』。スポーツが国際間の交流にどのように寄与できるかを探る重要なテーマでありました。
登壇者には、スポーツの社会的影響や国際協力の具体的な事例を発表した専門家が多数参集。各講演では、現状の課題や未来への可能性についての活発な意見交換が行われました。
セッションの内容
開会挨拶を務めた小川哲史氏は、スポーツを通じた交流の重要性を強調。コーディネーターとして登場した上井雄太氏の発言も印象的で、参加者の関与が今後の国際協力の道筋を描くと述べました。
また、第一部では押見大地氏が「スポーツイベントにおける社会的インパクトとアジアが目指す大会レガシーの形」について解説しました。スポーツイベントが持つ潜在力と、アジア地域での発展的なレガシー形成に向けたアプローチが取り上げられました。
続く吉田茜氏は、企業の視点から「なぜスポーツイベントなのか?」という問いに答え、社会的責任が企業活動に与える影響について語りました。さらに、クリス・ナン氏は障害者の社会参加支援にスポーツがいかに関与できるかを詳述しました。
表彰式も実施
カンファレンスの特別な瞬間として、室伏広治スポーツ庁長官による表彰式も行われました。受賞団体はスポーツを活用した国際交流や地域貢献の活動に従事しており、その成果が高く評価されました。
今回受賞をした日本トライアスロン連合や川崎フロンターレ、桃山学院教育大学などからも、今後の国際的なスポーツ交流の可能性が期待されるコメントが寄せられました。
未来討議の展望
最後に実施された未来討議では、次世代リーダーとトップアスリート達が参加し、それぞれが想い描くスポーツの未来について熱い議論を交わしました。各参加者がどうスポーツを通じて社会貢献できるか、そのアイデアやビジョンが示され、実際にアクションを起こす励みともなりました。特に、社会問題と直結したテーマでの議論が印象深く、参加者全員が未来への期待感を持ち帰ることができました。
結論
SFTカンファレンス2025は、スポーツが結びつける国際協力の未来を形作る貴重な場となりました。参加者の熱意と多様な意見が交わる中、スポーツの持つ力を信じることで、さらなる社会的インパクトが生み出されることを期待しています。SFTが掲げる挑戦は今後も続き、東京2025に向けた活動も加速していくことでしょう。