成田空港に新たなアートスポット登場!
2025年10月14日、成田国際空港の第3ターミナルに、唯一無二のストリートピアノが設置されることが決定しました。このピアノは、アーティストfuco:(フーコ)のアート作品『ドチラカラデモ』をラッピングしたもので、空港利用者に新たな音楽的な体験を提供します。
設置された場所は、ターミナルの2階出発ロビーの保安検査前エリアとなり、利用時間は毎日8:00から20:00までです。また、ピアノはKAWAI GL-30のモデルが使用されており、高品質な音色が期待されます。
初日の2025年10月14日には特別なお披露目イベントが開催されます。このイベントでは、作品の作家であるfuco:やシンガーソングライターのわたなべちひろが出演し、観客に向けて生演奏を行います。音楽とアートがどのように融合するのか、期待が高まります。特に、fuco:が自らピアノにサインを入れるシーンも見逃せません。
アート作品『ドチラカラデモ』とは
fuco:は、特殊な経歴を持つアーティストで、学校に行けない時間が多かったことから創作活動を開始しました。彼女の作品は、シンプルでありながら力強いメッセージを持っています。特に「マル」をテーマにした作品が多く、最近では他の形も取り入れて創作しています。作品を通じて、自らの言葉を発信し、見る人々とのコミュニケーションを図りながら、独自の世界観を展開しています。
fuco:とensemble
fuco:は、ヘラルボニーと契約している仲間の一人で、彼女の作品は国内外で高い評価を得ています。ヘラルボニーは「異彩を、放て。」を企業理念に掲げ、障害のある作家のアート作品をジャンルにとらわれず提供しています。空港でのアートピアノ設置は、彼らの活動の一環として行われており、アートの持つ可能性を広げる新しい試みです。
わたなべちひろ、音楽で人々をつなぐ
イベントに参加するわたなべちひろは、視覚に障害を持ちながらも、数々の音楽賞を受賞してきた若き才能です。彼女は、音楽を通じて世界中の人々にインスピレーションを与えることを目指しています。国際的な舞台での経験も豊富で、2020年の東京オリンピック・パラリンピック閉会式に出演するなどしています。
このストリートピアノの設置は、ただの音楽施設だけでなく、アートと音楽を通じて多くの人々を結びつける素晴らしい機会となるでしょう。成田空港に訪れた際には、ぜひこのストリートピアノをお楽しみください。新鮮なアートの世界と心を打つ音楽に触れる特別な時間を堪能することができるでしょう。期待が高まるこのイベントは、アートと音楽の融合を祝福する機会であり、未来への希望を感じさせてくれます。